クレジットカード現金化の方法として、まず一番に挙げられることが多いのが新幹線回数券を利用する方法です。
昔ながらの店舗型の現金化業者は、お客さんに新幹線回数券を購入させてこれを買取る事を生業にしているからです。
そのため現金化の歴史はずっとこの回数券が中心に回ってきました。
現金化の方法を紹介するどんなサイトでも新幹線回数券を使った方法を記事にしているくらいスタンダードです。
しかし、この回数券で現金化する方法が一番危険なのをご存知でしょうか。
なぜなら、もう何年も前からJR各社は信販会社と提携してクレジットカード現金化阻止に動いているからです。
自分で回数券を買って現金化することはもちろん、回数券を買わせる店舗型の現金化業者は極力利用しないようにすることが大切です。
回数券のクレカ購入は警戒される
昔はクレジットカード現金化をする際、新幹線回数券は一番割が良く換金率も高いととにかく好評でした。
ただ、盗難カードの換金にも使われるようになり問題視されるようになったことで、新幹線回数券をクレジットカードで購入することが難しくなりました。
下手に多額の新幹線回数券をクレジットカードで購入しようとすると、JRの窓口で怪しまれ信販会社に確認の電話を入れられる可能性が高いです。
クレカでの回数券購入は警戒される
このようにJRの窓口で新幹線回数券を買う際にクレジットカードで支払おうとすると基本的に警戒されます。
実際に新幹線回数券を会社などで大量購入することもありますが、一度は信販会社の確認という洗礼を浴びます。
実際に使うのであれば、何を聞かれても問題ないでしょうが、まさかクレジットカード現金化のために購入するとは言えないでしょう。
このように新幹線回数券をクレジットカードで購入することは難しくなっています。
1度目は割とすんなり購入出来ても、2回目3回目はチェックが入る確率が大幅に上がります。
盗難カードの現金化防止目的
もともと、こんなことを始めたのは、現金化する人たちを根絶させるためではなく「盗難カード」の現金化を防止するためです。
しかし、信販会社はクレジットカードの現金化も事実上禁止していますし、支払不能になる可能性も高いことから同様に警戒しています。
もちろんバレたらカードの利用は停止されますし、二度とその信販会社ではカードの契約はできないでしょう。
多額の購入は確認の電話がある
先ほど述べたように新幹線回数券をクレジットカードで多額に買うと信販会社から電話があります。
盗難カードかどうかということもありますが、使途を確認されるのです。
信販会社はクレジットカード現金化による貸倒を問題視しており、一般に思われている以上に警戒されています。
そのため、信販会社から電話があった際には、単なる生年月日などの確認だけではないと思った方がいいでしょう。
こうして、クレジットカード現金化がバレる可能性が高くなります。
新幹線回数券を使ってクレジットカード現金化をするのは、一時期に比べると非常に危険性が高くなっていることは知っておくべきでしょう。
見つかるとこんなリスクが待っている
もし、クレジットカード現金化をしていることがバレるとかなり面倒なことになります。
現金化をしようとしているところを見つかると、過去にもしていたのではないかと利用事績を調べられるでしょう。
過去にクレジットカード現金化をした経歴がなければ、とりあえず「厳重注意」で済むでしょうが、信用がかなり落ちることは言うまでありません。
自分が思っているより警戒されていると知っておくべきでしょう。
クレジットカードの利用停止
そして、クレジットカード現金化で新幹線回数券を買っていたことがバレれば、即日クレジットカードは利用停止になります。
規約違反だということもありますが、信販会社としては貸倒の可能性が高いことから厳罰を持って対応しているともいえるでしょう。
また、クレジットカード現金化をしようとすること自体、資金繰りが危ないと自分で言っているようなものです。
そのような人から、買い物代金の回収をすることは危険だという判断もあるのでしょう。
信販会社の警戒を甘く見てはいけない
このような話を聞いても、信販会社は会員獲得に一生懸命だからそんなことはしないんじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、その考えは甘いです。
信販会社に限らず、金融機関は貸したお金の回収に執念を燃やしています。
回収しないと自分たちの経営が成り立たないからです。
回収リスクを以上に高めるクレジットカード現金化を敵視していると言っていいでしょう。
金券購入はすぐバレる
また、金券の購入もクレジットカード払いとともに信販会社にデータが送信されます。
通常は、買い物をした時には金額だけ送信され何を買ったかはわからないのですが、金券を購入したという事実だけは送信されるようです。
そのため、多額の金券購入はすぐバレます。
いくら何を買ったかわからなくても、JRで金券を買ったとなれば、新幹線回数券だと一発でわかるでしょう。
利用停止の判断は誰が決めるの?
ここまで読めば新幹線回数券を使った現金化がいかに危険か分かったと思います。
しかし、いくら電話でチェックが入ったとしても、カード利用者が普通の利用だと誤魔化せばバレる事はないんじゃないか?と疑問に思う人もいるかもしれません。
確かにカード会社から電話が来ても「いつも出張に出るので事前に購入した」と言ってしまえ証拠はありません。
なら、利用停止になりようがないじゃないか!・・・いえそれが簡単になってしまうのです。
どうやって?
ズバリ「カード会社の独断です」
いくら私たちが現金化してないといっても、「利用規約の禁止事項に抵触している可能性がある」と、言われてしまえばおしまいです。
実際にこうした判断と理由でカードの利用停止になった人たちが多数存在します。
カード会社も利用履歴などを元に勝手に判断しますので、一度でもカード会社に目を付けられてしまうといくら上手く言い訳をしても無意味になってしまいます。
信用情報に「注記」されかねない
一番怖いのは、単にクレジットカードを解約されるだけでなく、解約理由を信用情報に「注記」されることでしょう。
一度、このような注記を信用情報にされてしまうと、最低でも5年間はデータが消えません。
ブラックリストではないとしても、そのような注記がされた人の審査が通るとは思えません。
新幹線回数券の需要が減っている
クレジットカード現金化で新幹線回数券を使いにくくなっているもう一つの理由として、回数券自体の需要が減っていることも挙げられます。
新幹線回数券はJRの方針でスマホ予約のスマートEXに移行中です。
新幹線回数券自体が全くなくなることは考えにくいのですが、従来のように回数券以外お得な利用方法がないわけではありません。
スマートEXの方が回数券より使い勝手は高いことも確かでしょう。
スマートEXに移行中
このようにJRは新幹線回数券をスマートEXに移行しようとしています。
回数券に比べるとクレジットカードと直結した支払ができるため、支払は便利ですし、座席指定もスマホでできるので都合がいいでしょう。
このような状況で回数券の利用頻度が下がるのはある意味当然です。
その中で、クレジットカード支払でわざわざ新幹線回数券を大量購入する人は間違いなく減っています。
早割なら回数券よりお得
しかも、今まで私鉄の特急などであった「早割り」も導入しており、早いタイミングで予約すれば回数券よりはるかに有利な利用ができるのです。
便利でお得であれば、わざわざ新幹線回数券利用する理由はありません。
JRとしても車内改札の必要がないスマートEXの方が手間を省けます。
JRの社内事情は分かりませんが、新幹線回数券の需要が減っていることは間違いありません。
クレジットカードで回数券を買う理由はない
この状況で新幹線回数券をクレジットカード払いで買う理由はあまりないので、JRで大量購入すれば間違いなく怪しまれます。
そのため、新幹線回数券でクレジットカード現金化はやめた方がいいのです。
バレたら大変なことになります。
クレジットカード現金化で回数券は使われていない
このような状況なので、最近はクレジットカード現金化では新幹線回数券はほとんど利用されていません。
あえて言うならば10万円以下、東京大阪間であれば1冊程度でしょうか。
それ以上のクレジットカード現金化は危険すぎます。
悪質業者や詐欺師に注意
また、新幹線回数券を使った詐欺師もいますから注意が必要です。
詐欺師は新幹線回数券でクレジットカード現金化をすると誘い込み、非常に低い金額しか渡さないケースが多いです。
この手の業者は「悪徳業者」と言われていますが、ハイリスクローリターンなので、絶対に近づいてはいけません。
店舗型業者の罠
最近のクレジットカード現金化の専門業者はほとんどネットです。
店舗型の現金化業者は年々減っており、今ではほとんど見かける事がないほど少なくなりました。
店舗型でクレジットカード現金化をするくらいなら、金券の買取店をしたほうが安全で割がいいからです。
それにも関わらず、クレジットカード現金化業者を店舗型で営業する業者もいます。
それは「それなりの理由」があるためです。
買って来たら買い叩かれる
店舗型のクレジットカード現金化業者は、現金化のお客に対して何らかの商品を買ってくるように指示します。
正直な業者は、最初にいくつかの候補を挙げて買ってくるものを選ばせます。
同時に買取率も提示するので、悪くはありません。
しかし、悪徳業者は指示をするだけで買取率を言いません。
クレジットカード現金化を依頼する人は、お金がすぐ欲しいので換金率を確認せずにすぐ買いに出かけます。
しかし、買って戻ってくるとかなり低い買取率を提示します。
愕然としてしまいますが、背に腹は代えられないと応じてしまうことが多いです。
半額になってしまうことも…
この場合、買取率が半分程度になってしまうこともあります。
冷静に考えれば、そこで買取を断り金券ショップに行けばはるかに高額で買取をしてもらえるはずですが、そこまで気が回らない人がほとんどです。
結果として、非常に不利な買取率になってしまい、請求日に愕然とすることになります。
うまく買えたら自分で売ろう
先ほど述べましたが、もし買取店に新幹線回数券を指示されたら、自分で売りに行った方が絶対有利です。
先ほど述べたように1冊程度であれば、あまり怪しまれることはありません。
怪しまれるのは、ゴールドカードで10冊という具合の大量購入をしてしまった場合です。
もっとも、クレジットカード現金化の手段としてはこれが一番多いパターンですが…。
もし、ラッキーにもJRや信販会社の追及をすり抜けることができたら、自分で金券ショップに売りに行った方が賢明です。
他の金券などで現金化は可能?
さて、新幹線回数券がダメなら他の金券はどうでしょうか。
ただ、残念ながら他の金券も望み薄です。
ご存知の通り、クレジットカードで購入できる金券は限られています。
新幹線回数券は、数少ないクレジットカードで購入できる金券です。
しかしねここまで述べたように現金化の手段としては難しくなっています。
amazonギフト券もやりにくくなってきた
それでは今、現金化をする方法の中で一番人気のamazonギフト券はどうかと言われるでしょう。
格安amazonギフト券と雑誌で紹介された人気商品ですが、オークションで出品されているamazonギフト券のほとんどは現金化目的のギフト券です。
実際に需要はかなりあります。
しかし、実はここ数年でJR同様にAmazonも締め付けを厳しくしております。
罰則内容は、購入したギフト券を無効にしたり、アカウントの強制停止であったり全てのサービスが利用できなくなります。
クレジットカードでの購入はamazonが発行を遅らせたりすることがあるのです。
また、amazonマスターカードを発行している三井住友カードも警戒しているほどなので、はっきり言って現金化は難しいでしょう。
クレジットカードで買える金券はほとんどない
では、他の金券はどうでしょうか。
金券ショップで換金率が一番高い金券は、全国百貨店共通商品券です。
ただ、全国どの百貨店でもこの商品券は現金でしか買えません。
他の金券もクレジットカード払いでは買えないのです。
裏ワザとして、セブンカードからnanacoにチャージしてamazonギフト券などを購入することは可能なようですが、せいぜい5万円です。
つまり、クレジットカードで購入できる金券は限られており、かつそのような金券はクレジットカード購入の際には警戒されています。
信販会社のギフトカードは事実上無理
もっとも、信販会社のギフトカードはクレジットカードで購入できます。
金券ショップでの換金率も百貨店の共通商品券には劣るものの、新幹線回数券より高いのではないでしょうか。
しかし、信販会社のギフトカードは信販会社の営業所でしか買えません。
クレジットカード現金化を警戒している事務所でクレジットカード現金化ができるでしょうか?
クレジットカード現金化業者が一番安全
そう考えると、クレジットカード現金化は、ネット上のクレジットカード現金化業者に依頼するのが一番現実的でしょう。
店舗型の方が安心と言われることもあるようですが、先ほど述べたように詐欺まがいの業者が多いことも確かです。
クレジットカード現金化を利用するかもしれないと思ったら、実際に資金不足で慌てる前に現金化業者を口コミサイトなどで探すことをお勧めします。
最近、地震や水害などの災害が続いていますが、お金の問題も一種の災害です。
事前準備が「災害」に対する確実な備えになるでしょう。
まとめ
クレジットカード現金化をする際、新幹線回数券が一番だと思っている人が多いようですが、実際は一番危険なのです。
では、他の金券を探そうと思われるかもしれませんが、これも望み薄です。
一時期amazonギフト券を使ったクレジットカード現金化が盛んでした。
しかし、肝心なamazonが盗難カードの不正利用を恐れて締め付けを始めています。
現在、amazonマスターカードで多額のamazonギフト券を買おうとすると、三井住友カードから確認の電話があるようです。
金券でクレジットカード現金化をするより、専門業者に任せた方が安全に現金化ができます。
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