目次
クレジットカード現金化は、必ずしも誰に対してもお勧めできるものではありません。他の方法を選択できればそのほうがいいのです。
しかし、他の方法では借りることができない人はクレジットカード現金化をすべきでしょう。
ヤミ金に手を出して被害に合うことは絶対に避けましょう。下手をすると一生の汚点となりかねないことになってしまう可能性があります。
クレジットカード現金化を必要とする人
クレジットカード現金化を悪く言うようなキャンペーンをしているため、クレジットカード現金化は悪いことではないかと言われるようなことがあります。
しかし、決してクレジットカード現金化は悪いことではありません。お金を借りたくても借りる方法がない人にとっては非常に大切な資金調達手段なのです。
無理にクレジットカード現金化を避けることでヤミ金に手を出してしまうことが、いかに愚かしいことかは改めて言うまでないでしょう。それよりもクレジットカード現金化をすることで必要な資金をきっちりと確保することの方がよほど大切です。
消費者金融で借りれない人
ご存知の方はあまり多くないようですが、消費者金融の審査通過率はあまり高くありません。
大手消費者金融は営業報告書を公開しており、そこに審査通過率を公表しています。
それを見ると軒並み審査通過率が4割から5割と非常に低いことがわかります。消費者金融によっては2割台というケースもあるのです。
審査通過率が低いのは、消費者金融の融資制限である総量規制を無視した申込をする人や、ちょっとした滞納を放置したままにしてブラックリストになってしまっている人が多いことが挙げられるでしょう。
しかし、携帯電話の支払代金の中にスマホの購入代金が入っていることを知らずにいる人が、少額だからと支払を放置したままにして、結果としてブラックリストに載ってしまっていることは案外知られていないようです。
本人も知らないうちにブラックリストに載っているのですから始末が悪いのですが、いったん載ってしまうと5年間は消すことができません。そのため、その間にお金を借りたい事態に陥っても救済手段はありません。
また、収入の3分の1までしか貸してくれない消費者金融では、何らかの事情で収入が下がってしまったり、利用額が増加してしまったりした人にはお金を貸してくれません。
消費者金融では、おまとめローンというローン商品がありますが、このローン商品は利率こそ一般的なカードローンより多少低いものの、毎月の返済額が劇的に減るわけではありません。
また、おまとめローンを返済しているだけであれば問題はなくても、返済途中でお金が必要なことになった場合は他に借りる手段がありません。
おまとめローンは追加借入ができないし、信用情報にも借りていることが載ってしまうため、追加のローンを申し込んでも審査に通らないことが多いのです。
お金を借りたければ消費者金融に申込をすればいいと単純に考えている人も多いでしょうが、世の中そこまで甘くはないのです。
レイクの宣伝でAKBのメンバーが気楽な雰囲気で出演しているとはいえ、審査まで気楽にできるわけではないことは確かです。
消費者金融で借りることができなければ他の方法を検討すべきでしょう。その方法がクレジットカード現金化なのです。
商売で大きな資金が必要な人
クレジットカード現金化は商売をしている人にとっても非常に有用です。
一般消費者を相手にしている商売をしていると、クレジットカードの決済ができる場合があります。もししていないのであれば、これを機にクレジットカード払いができるようにすることをお勧めします。
この場合、自分のクレジットカードをスキャンすることでクレジットカード現金化が可能です。
信販会社との契約内容によって手数料率は異なりますが、小型のカードスキャナーを利用した決済代行業者は4%以下の手数料率で決済をしてくれます。
個人事業主の形態で商売をしていると、資金不足になることがあります。
仕入資金が不足すると仕入先も商品を調達してくれませんから、商売を継続することができなくなります。お金は商売をするうえで血液のようなものであり、必要不可欠なのです。
とはいえ、商売で必要な資金を銀行などで借りることは結構難しいです。
法人組織にしていれば借りやすいのですが、個人営業の場合は銀行がなかなか融資をしてくれません。
最近は個人営業向けのカードローンがあり、総量規制対象外として話題を集めていますが、こちらも審査が結構厳しいです。
ビジネスローンとして消費者金融などが提供しているローンも同様です。
それならば、手持ちのクレジットカードを使ってクレジットカード現金化をしたほうがいいじゃないかということになります。
事業用の一時的な資金を借りるだけであれば、2か月程度で返済することは難しくないでしょう。また、サラリーマンの方と違い、平日の日中にみどりの窓口で新幹線の回数券を買ったり、金券ショップに換金のため行くこともできるはずです。
金融機関借入金の一時的な借り換え
金融機関でお金を借りている人が借り換えをしたい場合、借り換えローンが必要です。
しかし、消費者金融でこれを依頼しようとしても、総量規制の壁があって簡単には実現しません。
おまとめローンを利用すること一つの方法なのですが、審査がありますから通らなければ借り換えができません。
面倒な審査などをせずに資金調達ができるクレジットカード現金化は、消費者金融やクレジットカードのリボ払いをひとまとめにする場合に有効なツールになります。
いったんクレジットカード現金化で得た資金を使って、消費者金融やリボ払いを全額返済し、必要であれば解約をします。
しばらくすると解約した旨の情報が信用情報機関に登録されますから、それを確認してからローン申込をすればいいのです。
クレジットカード現金化は金融機関の借入ではないので信用情報機関に登録されませんから、消費者金融でも銀行でもカードローン申込の際にかなり有利です。
なぜなら、他の借金をすべて完済しているのですから、与信枠を目いっぱい取ることができます。融資限度額が大きければ金利も低くなりますから、有利な条件で契約ができるでしょう。
信用情報機関のデータは自分でも開示請求できます。信販会社や消費者金融が加盟しているCICという情報機関はネットで申込をしてPDF形式で開示されます。料金は千円と高くないので、返済後2週間程度してから開示請求するといいでしょう。
開示内容を見ると、自分の利用している消費者金融やクレジットカードの利用状況などが出ていますが、クレジットカード現金化をした信販会社からお金を借りているという情報は出ていないはずです。
先ほど消費者金融の審査通過率が低いという話をしましたが、消費者金融も好き好んで審査で落としているわけではありません。通すことができる人であれば通したいのです。
しかし、通すにはあまりに危険だという人が多いのも現実であり、通せる人は通して契約したいのです。
クレジットカード現金化を勧めたい人
このようにクレジットカード現金化を使う必要がある人は少なくありません。
消費者庁などのネガティブキャンペーンで不必要にクレジットカード現金化が悪者にされているようですが、実際にはそれほど悪いことではありません。
必要な方はドンドンと使うといいでしょう。
ただし、誰にでもお勧めできるわけではありません。
やり方ひとつでずいぶんと割の悪い資金調達方法にもなるし、逆に銀行や消費者金融のカードローンで借りるよりはるかに有利な利率で借りることができる場合もあります。
上手なクレジットカード現金の方法はまた調べていただくとして、お勧めできる人にはいくつかパターンがあります。
まず最低条件として返済ができる人が挙げられます。
クレジットカード現金化をすると、最長でも2か月程度したらクレジットカード自体の支払日が到来します。この支払日には現金化対象の金券などを購入した代金を支払う必要があります。
また、クレジットカード現金化にはある程度の度胸が必要です。
これは、クレジットカードで新幹線回数券などを購入すると、信販会社等から電話確認があるケースがあるためです。
単なる不正利用防止の牽制球なのですが、下手にクレジットカード現金化が警戒されているためだとビクビクしてしまうとややこしいことになります。
「出張で必要なんだ」と言い切る度胸があれば何の問題もなくクリアできます。
クレジットカード現金化は金券を使った換金が多いのですが、どの換金店舗でも同じ値段ではありません。ちょっとの差ですが、買取率に差が出ています。
金額が少なければ気にする必要はないでしょうが、クレジットカード現金化をする際には金券の買い取り額は10万円単位でしょう。
10万円で1%の買取率があるそれだけで千円違います。20万、30万、と多額になれば差はドンドンと広がります。自分の努力一つで効率的になるのがクレジットカード現金化なのです。
2ヶ月程度で確実に返済できる人
クレジットカード現金化を行うにあたり、絶対必要な条件として、期日に支払うことができることが挙げられます。
期日が来て支払ができないならリボ払いで逃げればいいという考えはやめたほうが賢明です。このような人が支払不能に陥るのです。
せめて、支払額の一部だけでも期日までに全額支払うか、金額を少なくして再度現金化にトライすることをお勧めします。
クレジットカードのリボ払いは現金化をするより利率換算では有利なように見えても、返済期間が長期化するだけで最終的な支払額は多くなりがちです。
消費者金融などのカードローンも同じなのですが、毎月の支払額が少額なのでぬるま湯に入っているような状態になってしまいます。
お風呂であれば健康にいいのですが、借金や買い物代金の支払としては望ましいものではありません。払うべき支払を先送りにしているという感覚がなくなってしまうことが多いのです。
特にクレジットカード現金化でこれをしてしまうと、利用可能残高が少なくなってしまう弊害が生じます。次回またクレジットカード現金化をしたいと思ってもできなくなってしまいます。
また、リボ払いで逃げるという方法は、あくまで緊急手段です。資金準備ができると見込んでいたのにできなくなってしまったという場合に使う方法であり、あまり気軽に使うものではありません。
もちろん支払の目途が立たない人はクレジットカード現金化を利用すべきはありません。
クレジットカードの決済ができないとそのままカード利用が停止されますが、一時しのぎでクレジットカード現金化を利用する事はやめたほうが賢明です。
そのような場合は、クレジットカード現金化ではなく債務整理をしたほうがいいのです。クレジットカード現金化を何度も行ってから債務整理をすると、整理対象の債務が多くなり処理が長期化したり、面倒になったりします。
何もしないまま弁護士さんに相談すれば、現在の収入状況から任意整理でコッソリと債務整理ができるかもしれないケースは多くあります。
つまり、クレジットカード現金化をすることで債務が膨らみ、任意整理では対応できず官報に載る法的整理の必要が出てくる可能性があるのです。
このような事態になる前に弁護士さんかに相談したほうが賢明なのです。債務整理を専門にしている弁護士さんは相談料が無料のことも多く、弁護士費用なども分割払いできることが多いです。
度胸のある人
先ほど述べたとおり、クレジットカード現金化にはある程度の度胸が必要です。
これは信販会社からの電話対応という意味だけではなく、多額の金券を購入するという場面においても必要です。
気が小さい人の場合、10万円単位の金券を買うと、それだけでビクビクする人がいます。新幹線の回数券を何冊も持っていると、周囲の人がすべて泥棒に見えるという人もいます。
そのような挙動不審の人はかえってスリに狙われやすいです。
それより堂々として、あらかじめ目星をつけた金券ショップで早めに換金したほうが自分も気が楽です。また、銀行口座に入金する必要があれば、早く入金しないと引落に間に合わなくなります。
クレジットカード現金化はある程度多額の買い物をすることになります。これは現金化の性格上仕方ない話です。どうしても多額の金券を持って外を歩いたり、現金を持ち歩くのは嫌だというのであれば、別の方法で現金化をしたほうがいいでしょう。
換金率は多少悪くなりますが、アマゾンギフト券はネット上で購入し、ネット上での換金が可能です。資金も振込入金なので手間がかかりません。
ただし、今度はネット経由の取引なので詐欺師に注意しなければいけません。ネット上の取引は手軽だからと人気が高いのですが、手軽さゆえに落とし穴も待ち受けています。
やはり度胸をもって金券を実際に購入し、金券ショップで現金で換金するのが一番の方法です。
金券ショップのリサーチが苦にならない人
金券を利用するクレジットカード現金化は金券ショップのリサーチで結果が変わります。
このリサーチができるか否かで結果が変わります。
裏を返せば、このリサーチができなかったり、面倒に思ったりする人は有利なクレジットカード現金化はできないでしょう。
金券ショップのリサーチを実際に自分の目ですることをお勧めします。
駅チカの金券ショップでは新幹線回数券がよく販売されるため、買取も競争になっています、つまり買取価格は高めに推移します。
これに対し、百貨店が多い商業地域では信販会社のギフトカードの人気が高いです。ギフトカードの買取競争になるため、ギフトカードの買取率が高めに推移します。
金券ショップを利用したことがある人はわかるでしょうが、店舗は非常に狭いです。陳列ケースにおいてある金券も種類が限られており、立地条件によって金券の品ぞろえはずいぶんと違いがあります。
その金券ショップが高い買取価格を提示している金券を探そうと思ったら、品ぞろえの多い金券を探せばいいのです。
また、そのような品ぞろえの多い金券は、そのショップの立地に左右されます。
最近はネット上で金券の買取をしている買取業者がいます。多くの場合、買取専門なので、どの金券もホドホドの買取率です。
卸売と直売の違いはこの世界でも健在で、卸売店であるネット上の買取店に売却するのと、実際に店舗で販売している金券ショップに売却するのでは、中間マージンのない金券ショップへの直接売却の方が有利なことが多いです。
ネット上の買取店が表示している買取価格はあくまで参考数値として、実際に自分の目で立地条件の違ういくつかの金券ショップを見て、自分が購入した金券をどの金券ショップが一番高く買い取りしてくれるかを調べる必要があります。
クレジットカード現金化をやめた方がいい人
クレジットカード現金化は、巷で言われているような悪いことではありません。公表することでないでしょうが、悪いことをしているからとコソコソするようなことでもないのです。
ただし、冒頭に述べたとおり、クレジットカード現金化は誰にでも勧められるわけではありません。
また、クレジットカード現金自体をやめたほうがいい人もいます。別の方法で自分のお金の問題を片づけることができたり、別の方法を選択したりしたほうがいい人もいるのです。
金券を使ったクレジットカード現金化は先ほど述べたとおり、金券ショップのリサーチも必要です。このような手間をかけることが嫌な人はクレジットカード現金化には向かないと言っていいのではないでしょうか?
それなりにリスクがあるクレジットカード現金化なので、十分注意して実行する必要があります。
返済見込がない人
クレジットカード現金化は、後で信販会社から請求書が来ます。
基本的に一括払いで支払うことになりますが、この返済見込みがない人はクレジットカード現金化を利用してはいけません。
クレジットカードの支払が滞ると、すぐにカードの利用を止められます。また、支払しないまま半年経過すると、信販会社はクレジットカード支払いに関する債務債権を回収会社に売却します。
この際、信販会社はその旨を信用情報機関に登録します。
つまり、これでブラックリストとして登録されたことになり、それ以後のクレジットカードの申込や更新は断られることになります。消費者金融の借入もできません。
それならば最初からクレジットカード現金化をしようとせず、債務整理を専門にしている弁護士さんに依頼をすべきでしょう。
債務整理を弁護士に依頼すると、弁護士費用が必要だからと躊躇する人も多いようですが、支払ができないとわかっているクレジットカードの利用は後で債務整理をする際に手間や自分の被害を大きくするだけです。
債務整理は自己破産のような法的整理だけではなく、比較的穏やかで官報などに載ることもない任意整理の手段もあります。
もし、現在消費者金融などの支払で苦労しており、目先のお金が足りないからどうしようと悩むのであれば、一時しのぎの効果しか期待できないクレジットカード現金化を選択するのではなく、専門の弁護士さんに債務整理を依頼することを強くお勧めします。
度胸のない人
クレジットカード現金化は金券をクレジットカードで購入する必要があります。
信販会社で「Stop現金化」とキャンペーンをしている関係上、それらしい利用があると店舗へ確認の電話があることがあります。JRのみどりの窓口などではそのような対応をしていることがあるようです。
ここで下手にドギマギしてしまっては意味がありません。
クレジットカードを利用してもすぐには信販会社に何を買ったかはわからないということは知っておくといいでしょう。
電話がかかるのは、金額が大きかったりして不審に思う場合だけです。
そのため、下手に「現金化がバレたか」とビクビクするのではなく、自分は必要だからこの金券を買いに来たんだと開き直るほどの対応をすればいいのです。
しかし、どうしても心配性の方はいらっしゃるようで、みどりの窓口などで立ち往生してしまう人もいらっしゃいます。
そのような人はクレジットカード現金化を避けたほうがいいかもしれません。
金券を使ったクレジットカード現金化がダメなら、専門業者に依頼すればいいではないかと思われがちですが、下手に詐欺師のような専門業者に電話をしてしまうと怪しいと思われても相手の迫力に負けてしまうことが多いのです。
悪質なクレジットカード現金化の専門業者は、気の弱そうな人は「カモ」だと思って襲い掛かります。
電話口で相手をせかすようにクレジットカードの番号などを言わせ、更にお金が今日すぐいるんだろうから早くしろと脅すのです。
このような脅しに負けない人であればいいのですが、度胸のない人はそのまま引っかかってしまうことが多いのです。
他の手段で借りれる人
急にお金が必要になり、消費者金融などからお金を借りれないと、クレジットカード現金化を考える人も多いでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
それよりも親兄弟などの親族からお金を借りることを考えるほうが優先です。ただし、友達や会社の同僚からお金を借りることはやめましょう。人間関係に支障ができることが多いです。
親兄弟からお金を借りるのを躊躇している人も多いでしょうが、日ごろから親兄弟との関係を良好にしておくと、いざという場合にお金を貸して欲しいと言いやすいでしょう。
ただし、親兄弟からお金を借りる際には、その理由をはっきりさせることと、返済計画を立てることが必要です。
自分の子供や兄弟がお金に困っているというのであれば、自分たちも同様にお金に困っていなければ、何とかしてあげようと思うものです。そのような気持ちにさせるためにも日ごろからの人間関係を良好にしておくことが大切になるのです。
親兄弟からお金を借りる際には無利息のことが多いです。ただ、言葉だけでもいいので「利息どうしましょうか?」と言ってみることは必要です。
「利息なんか払わなくて当たり前だよな」というような態度を示すと、顰蹙を浴びてしまい、次回に何か困った際に助けてもらえません。お金を借りる以上は低姿勢で対応することは必須です。
もちろん、利息の有無を問わず、貸してもらえたら菓子折りの一つでも持っていくことが良好な人間関係を維持するコツです。
このようなことを意識できるか否かで、次回以降お金に困った際に再度借りることができるか否かが決まります。
この方法でお金を借りることができれば、このほうがいいのです。
不用品があったら売却してみよう
自分の周りを見回してみてください。
昔買ったけど、使わなくなったブランドバッグや高価なモノはありませんか?
自動車についても自分の走行距離を見直してみましょう。買い物などをする際に車がないと不便だという人は別として、交通機関が整った都心部などで車が本当に必要かどうかを考えてみてください。
タンスを見直してみると、1年とか2年間全く来ていない衣類はないでしょうか?
古着など二束三文だと言われるかもしれませんが、量が多くなければちょっとした金額になることがあります。
本棚を見直してみてください。本がいっぱいありませんか?量が多ければ、古本屋さんは出張買取をしてくれることもあります。
このように自分の周りを見回してみるだけで、使っていない電化製品などがあるかもしれません。デジカメやテレビは売っても二束三文だと言われるかもしれません。
しかし、一度見直してみると案外高く売れるものがあるかもしれません。
昔は趣味でゴルフをしていたけど、最近全然いかないという人はゴルフクラブのセットを売却すると、案外高価買取してもらえます。
自分の家の中もすっきりして一石二鳥です。
このようなものを売却するだけで、必要な資金を調達することができるかもしれません。
また、自分の毎月の支出を見直してみてください。無駄遣いをしていませんか?
家計簿をつけていない人は、すぐにでも付ける習慣をつけることをお勧めしたいのですが、無駄遣いを見つけて、その支払を止めるだけで自分の収入だけで必要なお金を用立てることができるかもしれません。
このような方法で資金調達をすることができたらクレジットカード現金化は必要ありません。
クレジットカード現金化の利点
クレジットカード現金化は切羽詰まった人が行うものだと言われることが多いのですが、やり方ひとつでずいぶんと有利な資金調達ができます。
アイデア一つでいろいろなバリエーションを作ることができるのが特徴で、オリジナルの方法を作れば消費者金融をわざわざ使う必要はありません。
金券ショップを回ったり、信販会社の牽制球に注意しながらクレジットカード現金化をすることになりますが、何度かやっているうちにコツが見えてくるものです。
みどりの窓口であっても、何度か新幹線の回数券を買っていれば「お得意様」はわかるものです。何度も訪れていれば「大口利用者」と思ってくれるはずです。
これは金券ショップでも同様で、買取率のいい店舗はだいたい決まっています。そのため、何度もリサーチをする必要はなくなってくるはずです。
そのうち、クレジットカード現金化の方が便利ではないかと思えてくるようになります。
場合によっては低金利
クレジットカード現金化で一番現実的にやりやすいのが新幹線回数券の換金だと言われています。東京大阪間の換金率は97%程度のこともあり、割のいい換金ができます。
クレジットカードの支払サイクルは締日から1か月程度してからの支払ですが、締日翌日に買い物をすれば支払日が2か月後になります。
97%の換金率とした場合、年利換算は18%となりますから大手消費者金融の金利と一致しますし、中小の消費者金融は金額によっては20%のこともあり、かえって有利です。しかも、クレジットカード現金化には総量規制の枠もないし、審査もありません。
また、クレジットカードはポイントによるキャッシュバックがありますが、中にはポケットカードのように請求時に1%引きの請求とすることがあります。クレジットカード現金化のために購入した金券も1%引きになるため、支払額が少なくなるのです。
97%の換金率の金券を例にとると、請求額が99%になるため、年利換算は12.1%になります。銀行系カードローンも真っ青の低金利と言って間違いないのではないでしょうか。
面倒な消費者金融で申込が不用
クレジットカード現金化は審査不要です。
既に審査が終わっているクレジットカードを使って金券を購入するのですから、支払リスクは信販会社が追うことになります。
この点を問題視して信販会社では「Stop現金化」として大々的なキャンペーンを繰り広げています。
しかし、金券を購入すること自体はショッピング枠の利用として問題はなく、買ったものをどう処分しようが利用者の判断なので問題はないはずなのです。
これに対し、消費者金融で融資を受ける場合は申込と審査が必要です。場合によっては自分の職場に在籍確認の電話があるケースもあるので、面倒なことになる可能性が高いです。
消費者金融の申込はずいぶんと簡単になったことは事実です。しかし、それでも免許証や源泉徴収票の提示は必要ですし、家族に内緒にしたい人であればローンカードなどを無人機店舗に取りに行く必要もあります。
消費者金融も銀行も同じですが、お金を借りるという手続きは審査を必ず伴います。
つまり、申込が必要であり手間がかかるのです。忙しいサラリーマンの方にとってはちょっと不便だと言えるのではないでしょうか。
消費者金融の審査が厳しいという話は冒頭に述べたとおりですが、審査では他のクレジットカードの利用状況もチェックされます。
信用情報には毎月のクレジットカードをどう支払っているかが記録されていますから、支払遅れがあると2年間は情報として残ります。
このような事情があり、消費者金融の審査が厳しくなっているのです。
クレジットカードの支払を毎月きちんと管理している人なら支払遅れが発生することはないでしょうが、そのような人は少ないでしょう。
結果として、たまにクレジットカードの支払が遅れて連絡が来ることも多いでしょう。
しかし、このような話が消費者金融の審査では不利な条件となってしまうのです。
もし、審査に通っても、自分の希望する金額を借りることができなければ意味がありません。クレジットカード現金化なら、自分の希望する金額と換金率から逆算して最低限の金券を購入することで効率のいい資金調達が可能です。
利用額によっては優遇がある
クレジットカード現金化はクレジットカードによるショッピングです。
つまり、クレジットカードを利用しているのであり、ポイントが付きます。
多くの信販会社では利用額が多い会員を大口顧客として優遇しています。ポイント付与率を上げてくれたり、有効期限を延ばしてくれたりするものです。
優遇をしてくれるかどうかの境界線は、年間50万円か100万円です。クレジットカード現金化をすると10万円単位手の金券を購入しますから、必然的に利用額が上昇します。お得意様割引に該当する可能性が高いのです。
クレジットカード現金化は、基本的に2か月程度後に到来する支払日にいくら支払いをするかが問題になります。ポイントによるキャッシュバックは、先ほど述べたP-ONEカードのように請求時に値引きしてくれるわけでなければメリットはありません。
しかし、きちんと決済を終えてから成功ボーナスのような形でポイントによるキャッシュバックが得られるのですから、一つのメリットだと言えるでしょう。
消費者金融でお金を借りてもこのようなキャッシュバックはありませんし、クレジットカードのキャッシング枠を使ったキャッシングでもポイントが付かないことが普通です。
このようにクレジットカード現金化によってキャッシュバックがあるというのは、一つのメリットだと言えるでしょう。
きちんと決済できれば信用が付く
クレジットカードは利用と支払を繰り返すと信用が付きます。
自分のメインカードとして使っているクレジットカードは、更新の際に利用限度額が自動的に上がっていることがあります。
一般カードであれば最大でも100万円ですが、ゴールドカードの場合は200万円程度になっていることもあります。
もっとも、限度額が上がったからと喜んで1枚のカードで100万円単位の現金化をすることは避けたほうが賢明です。
一発で信販会社から確認の電話があるでしょう。
これは信用がついているためであり、更新の際に限度額が上がっていれば自分が信用されている証明と考えることができます。
クレジットカード現金化でも同様であり、現金化をした代金をきちんと支払っていれば信用が付きます。
金券購入代金は信用の判定から除外するということはありません。そもそも信販会社では何を購入したかはわからないのです。
消費者金融の審査では信用情報が大切ですが、これはクレジットカードでも同様です。
クレジットカード現金化を効率的に行うためには、締日などを分散した複数のカードがあると便利ですが、このために新しいクレジットカードを申し込む必要がある場合もあります。
もし、今までクレジットカードの利用を定期的に行い、かつ返済もしっかりしているようであれば信用できる人だと判断されますから審査もスンナリ通ります。クレジットカードの審査は消費者金融に比べればはるかに緩いので心配はいりません。
さほど述べた通り信用情報機関の登録データは自分でも開示請求が可能です。
一度自分の信用情報を開示してもらうことをお勧めしますが、開示してもらうと自分の信用状況がよくわかります。
もし、支払遅延が多ければ審査は厳しくなりますが、今日からでも支払遅延を少なくする努力をすれば、過去の悪いデータは2年後に押し出されて順次消えます。こうして自分の信用を再構築することができます。
クレジットカード現金化の欠点
クレジットカード現金化はメリットばかりではなくデメリットもあります。
もともと金券などを買い取ってもらうことで資金を得るわけですから、割が悪いことは当然です。この目減り部分をいかに少なくするかがクレジットカード現金化の成否を分けると言ってもいいでしょう。
また、クレジットカード現金化は信販会社がかなり警戒しています。
単に貸倒が多くなると言うだけではなく、やり方ひとつで自社のキャッシングサービスに匹敵するサービスを提供してしまうことになる点も問題視している一因ではないでしょうか。
信販会社側からすると、クレジットカード現金化はカード規約違反だと言えるかもしれませんが、利用者側からすると自分で購入した金券をどうしようが自由ではないかという主張もできそうです。
金券をクレジットカードで購入できないようにすればいいのかもしれませんが、信販会社が発行しているギフトカードを自社WEB経由でクレジットカード購入できる実情からすると、そのような気はないでしょう。
金地金などのように換金性の高いものはクレジットカードでは購入できませんし、百貨店商品券も現金でしか購入できません。
換金対象がある程度限定されるのも一つの欠点と言えるでしょう。
もっとも、逆に考えれば都合のいい金券を見つけ、換金率の高い金券ショップを見つければ機動的にクレジットカード現金化を実行することができます。
やり方を誤ると高金利
クレジットカード現金化で一番の問題点は高利率だという点でしょう。
お金に困っているときに金利が高いとか言っている余裕はないと言われるかもしれませんが、電化製品などを新品で買い、買取店で換金しても買った値段の7割から8割程度にしかならないことが多いようです。
例えば30万円のデジタル一眼レフカメラを購入し、すぐに売却しても24万円程度でしか売れないわけです。決済日までに6万円をどこが調達しなければいけないわけです。
例えば、消費者金融をどうしても利用したくない、又は総量規制の限度オーバーでこれ以上借りることができないという場合には仕方ないかもしれません。働いている人であれば、支払日まで2か月程度ありますから何とかなるかもしれません。
しかし、クレジットカードや消費者金融の支払が自分の収入に比べて非常に多額で、生活費もろくに捻出できないような場合には自転車操業となってしまいます。
たいていこのような場合はどこかで資金ショートしてしまいます。
高金利になることが必ずしも悪いとは言い切れませんが、できるだけ換金率の高い換金対象物を選ぶことで自分の負担を少なくすることは必要ではないでしょうか。
信販会社にバレると取引停止もある
クレジットカードには規約があり、その規約上クレジットカード現金化は禁止されていると言われています。規約上本当に禁止だと言えるのかどうかは疑問なしとは言えないのですが、信販会社が警戒していることは間違いありません。
そのため、クレジットカード現金化をしていることがバレるとクレジットカード自体の取引停止もあり得ます。
取引停止になってしまうとそのクレジットカードを使うことかできないだけではなく、同じ信販会社が発行している他のクレジットカードにも影響が及ぶ可能性があるので面倒なのです。
信用情報機関の情報には「コメント」の欄があります。
特に問題がなければ空欄ですし、本来は利用者や親族から「利用しすぎる傾向にある」などと申し出があった際に記載する欄です。
しかし、クレジットカード現金化をした場合にはここに記載されるかもしれません。
現在の信用情報機関ではそのようなコメントを記載するようなことはないようですが、将来どうなるかはわかりません。
少なくとも同一信販会社内では情報は共用されるでしょう。
大手の場合は共用される範囲が広くなるので審査で門前払いになる可能性が高いです。
クレジットカード現金化をする際には、締日などを分散して複数のクレジットカードを準備するといいのですが、それは単に締日を分散することで機動的にクレジットカード現金化をすることができるというだけではありません。
このように万が一バレてしまった際に対応できるためでもあります。
支払期限が最長2ヶ月と短い
クレジットカード現金化は換金対象物を買って換金することで現金を手にするわけですが、基本的に一回払いでの決済になりますから、支払期限は最長でも2か月後です。
セゾンカード系のカードであれば締日から支払日まで1か月を超えており、最長の場合は1か月と7日間です。締日翌日に金券等を購入しても支払日までの猶予期間は2か月です。
新幹線回数券のように換金率が高いものであれば、お金を借りたという意識でいいのでしょうが、クレジットカード現金化の専門業者に依頼したような場合には8割程度の換金率になります。
8万円を手にしても2か月後に10万円準備しなければならず、資金繰りをどうするかが非常に大変です。
調達した資金を何に使うかにもよりますが、2か月間しか支払猶予がないという点はしっかりと覚えておく費用があるでしょう。
信販会社の警戒をすり抜ける努力が必要
信販会社が警戒しているという点も覚えておくべきことです。
新幹線回数券を5冊とか購入する際には、仕事で使うため上司に頼まれたというような言い訳を準備しておくことも大切です。ギフトカードであれば、結婚式のお返しに利用するという言い訳でもいいでしょう。
信販会社が警戒して電話をしてきたとしても、ごく自然に理由が言えるようであれば、相手もそれ以上突っ込んでくることはありません。
ただし、何の準備もせずに不意打ちをされたような状態だと不自然に思われ、クレジットカード現金化とわからなくても取引の決済を下せないと言われることがあります。
こうなると他の店舗で同じように購入しようとしてもカード利用そのものがストップされますから同じカードでクレジットカード現金化ができなくなってしまいます。
他のカードでも信販会社が同一であれば同様に警戒されてしまうでしょう。
クレジットカード現金化は警戒されているということを念頭において、もし電話で紹介されたとしても自分がその金券を使う必要があって買っているんだという言い訳を考えておく努力は必要でしょう。
まとめ
クレジットカード現金化はそれを必要とする人にとっては命綱ともいえる手法です。ただし、信販会社の監視があるため、実行にはそれなりに注意が必要です。
もっとも、クレジットカードを利用する話なので支払ができることが大前提です。もし支払ができないようであればクレジットカード現金化をしてはいけません。
最長でも2か月たったら、換金対象物を購入した代金を支払わなければいけません。
いくつかある借金をひとまとめにすることが目的であれば、2か月間あれば余裕で対処できるでしょう。しかし、資金繰りのめども立たないまま、ただ単に支払日に間に合わないからというだけの理由でクレジットカード現金化を利用するのは危険すぎます。
一時しのぎでクレジットカード現金化を利用するのは避けるべきで、必要な行動は債務整理を得意とする弁護士への相談です。
本当にクレジットカード現金化を必要とし、支払もきちんとできる人がクレジットカード現金化をすべきなのです。
コメントを残す