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セイノーフィナンシャルの概要
会社名 | セイノーフィナンシャル株式会社 |
所在地 | 岐阜県大垣市田口町1番地 |
電話番号 | 0584-82-5733 |
設立 | 2014年4月30日 |
即日入金 | 不可 |
手数料 | 不明 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 |
個人事業主取扱 | なし |
2社間取引 | 〇 |
3社間取引 | なし |
セイノーフィナンシャルは名前から推測できるように西濃運輸系のファクタリング会社です。
主に運送業の法人を対象としたファクタリング会社なので利用できる事業主の範囲は狭いですが、手数料率が非常に低く利用できれば魅力的でしょう。
ただし長期的なファクタリングを前提しているため即日入金はできません。
即日入金
セイノーフィナンシャルは契約日に入金をする即日入金に対応していません。
もともと即日入金をするという前提がないからです。
セイノーフィナンシャルは「緊急時の資金調達」を目的とするのではなく、売掛金の回収サイトが長い場合に資金繰りの改善を手助けすることが目的です。
そのため、一度契約をすると最低1年間は継続する必要があり、何社かまとめてファクタリングの手続をする必要があります。
長期契約が前提
セイノーフィナンシャルはファクタリング契約を1年ごとに継続する形式で契約を結びます。
つまり1年間拘束されるわけです。
ファクタリングを利用する事業主の中には「今月だけ苦しい」という場合もあるでしょう。
しかし、セイノーフィナンシャルを利用すると事業主の事情に関係なく1年間継続することになります。
契約条件は厳しい
それだけではなく、契約の際には最低3社の売掛金をファクタリング契約の対象とする必要があります。
つまりセイノーフィナンシャルに自社の売掛金のほとんどを握られることになるのです。
しかも、ファクタリングの対象となる売掛金はその半分だけとあまり満足できる内容ではありません。
このように契約内容が厳しいため、セイノーフィナンシャルを利用する事業者は限定されます。
財務改善が目的
もっとも、資金繰りに困るパターンは資金が足らなくなるだけではありません。
売掛金の回収期間が長いため資金化が遅れてしまう問題も無視できないのです。
セイノーフィナンシャルは、このような売掛金回収期間を改善することを狙っています。
そう考えると、即日入金ができなくても問題がないことはお分かりでしょう。
もっとも、だからと言ってセイノーフィナンシャルを使うかどうかは別問題ですが・・・
専用口座が必要
セイノーフィナンシャルでファクタリング契約を結ぶためには新規口座を開設する必要があります。
この口座にはセイノーフィナンシャルと契約した売掛金を入金することになり、セイノーフィナンシャルが事実上口座を管理します。
このようにセイノーフィナンシャルとファクタリング契約を結ぶと何かと面倒です。
ただ、資金繰り改善というだけであれば特に問題ないのかもしれません。
手数料
セイノーフィナンシャルで売掛金の買取をしてもらうためには結構ややこしい手続きなどが必要です。
しかも、即日入金ができないのであればあまりメリットがないように見えます。
ただ、セイノーフィナンシャルには非常に大きなメリットがあります。
それは手数料です。
得意先に内緒でファクタリング契約ができる2社間ファクタリングにも関わらず、一般的なファクタリング会社に比べると激安と言えます。
1.2%!!
セイノーフィナンシャルの手数料率はなんと年利ベースで1.2%です。
ここまで安い手数料率を明示しているのはセイノーフィナンシャルくらいではないでしょうか。
もちろん登記費用などは別ですし、売掛金の半分しか入金してくれないというデメリットはあります。
しかし、ここまで手数料率が低ければ文句は言えないでしょう。
セイノーフィナンシャルが目的とする「資金繰りの改善」だけであれば問題のない手数料水準と言えるでしょう。
途中でやめられない
ただ、先ほど述べたように一度始めると1年間は継続する必要があります。
自社の売掛金を1年間拘束されるわけですから、一つの制約と言えるでしょう。
普通のファクタリング会社であればこのような事はありませんから、この点だけはデメリットと言えるのではないでしょうか。
営業時間
セイノーフィナンシャルは、西濃グループの会社です。
そのため営業時間は9時から18時となります。
即日入金を目的としているわけではありませんし、長期的な資金繰り改善が目的なのでさほど問題はないでしょう。
個人事業主も依頼できるか?
セイノーフィナンシャルは個人事業主が利用できません。
これは個人事業主を相手に売掛金の登記をしようとしてもできないからです。
セイノーフィナンシャルの手数料が非常に低いのはリスクを抑えているからと思われます。
登記をすることで第三者に対抗し、専用口座を作らせることで売掛金の回収を確保しているのです。
こうすることでセイノーフィナンシャルのリスクを最低限に留め手数料率を下げています。
しかし、その反面として個人事業主が排除されているのです。
2社間・3社間の取り扱い
セイノーフィナンシャルは自社との相対契約によるファクタリング契約しか取り扱いません。
そのため、得意先も巻き込んだ3社間ファクタリングの取り扱いはありません。
もっともファクタリングをしていることを得意先に言える事業主は多くないでしょう。
リスクを最低限にして2社間ファクタリングを実現しているセイノーフィナンシャルの方針は、必ずしも悪いものではないです。
セイノーフィナンシャルの性格から運送業者をメインにしているでしょうが、資金繰りを改善してトラックのリース料などの支払がスムーズにできれば利用する価値はあるのでしょう。
セイノーフィナンシャルのまとめ
セイノーフィナンシャルは他のファクタリング会社と違い、即日入金を目的としていません。
セイノーフィナンシャルを利用する目的は、長期的な資金繰りの改善であり、資金ショートなどの危険性を回避することです。
多くの事業者は資金繰り改善ではなく、当座の資金不足を解消することが目的なのであまり利用価値はないでしょう。
個人事業主を排除していることも一つのデメリットではないでしょうか。
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