目次
リコーリースの概要
会社名 | リコーリース株式会社 |
所在地 | 東京都江東区東雲一丁目7番12号 |
電話番号 | 0120-727-702 |
設立 | 昭和51年12月 |
即日入金 | × |
手数料 | 不明 |
営業時間 | 平日9:00~17:30 |
個人事業主取扱 | × |
2社間取引 | × |
3社間取引 | 〇 |
リコーリースはコピー機などの「リコー」系列のファクタリング会社です。
ただ、ファクタリング事業は介護報酬に特化しており、他の業種の事業主は事実上利用できません。
しかし、介護報酬に特化しているだけのことはあり、手続などはスピーディーです。
即日入金について
リコーリースは即日入金に対応していません。
なぜなら、介護報酬のファクタリングに特化しているため、契約方法が国保を巻き込んだ契約になっているためです。
介護事業を営んでいる事業主の方は、サービスを提供してから国保にレセプトを提出して入金まで時間が必要です。
しかし、スタッフに対する給料などの支払は待ってくれないので資金繰りが苦しくなります。
リコーリースは、給料などの支払と国保からの入金の時間差を調整することを目的としたファクタリング会社なのです。
審査は1週間
リコーリースの審査は大体1週間程度かかります。
この間に介護報酬がどの程度入金されそうかを判断しファクタリングを実行できるかどうかを判断します。
ただ、介護報酬は社会保険庁が支払う報酬であり、特に問題がなければレセプト通り入金されます。
売掛金の「質」は一番高いことは間違いなく、事業主の資金繰りが悪くて税金などの滞納があっても心配する必要はあまりありません。
買取対象は報酬の8割
ただ、ファクタリングの対象は介護報酬の8割に限定されます。
これは、レセプトで申請した金額と国保からの入金額に差が生じた場合の「保険」の意味があり、レセプトの全額までは買取対象にしていません。
もっとも、資金繰り改善という目的であれば8割の買取でも大きな問題はないでしょう。
手数料
リコーリースは手数料水準を公表していません。
Q&Aにも
とあり、事業所によって違うようです。
要するに事業の内容を見て判断するということでしょう。
1割程度?
もっとも、介護報酬のみならず国保の報酬を対象とするファクタリング会社はリコーリースだけではありません。
業界の「平均値」というものは存在し、それを大きく外れることはありません。
リコーリースの契約はリコーリース・事業主・国保という3社で契約を結びます。
資金はいったんリコーリースの手元に全額入金され、ファクタリングで買い取った資金を引いた金額を「返金」する方法です。
この場合、リコーリースは回収リスクがほとんどないので手数料は一般的なファクタリングより低くなります。
このような契約では手数料率は1割程度のことが多いため、リコーリースも同じような水準ではないでしょうか。
しっかり確認しよう
もっとも、手数料の計算方法などは重要です。
特に資金繰り改善を目的としたファクタリングは「付き合いが長く」なりがちなので、手数料をあいまいにしてしまうと後日トラブルの原因となります。
契約の前に手数料率の計算方法はしっかり確認することが大切です。
営業時間
リコーリースの営業時間は平日9時から午後5時半です。
普通のファクタリング会社より少し短めです。
土日は営業していません。
短くても問題なし
もっとも、即日入金ができないのであれば契約を急ぐ必要もありません。
先ほど述べたように審査が1週間かかるわけなので、急いでも無駄なのです。
そのため営業時間が短くても特に問題は生じないのです。
また、土日に資金繰りを相談しようとするならメールで相談してもOKです。
翌営業日以降には回答が来るでしょうから、相談の際に手数料のことも聞いておけば、不安はかなり解消されるのではないでしょうか。
早めに相談しよう
ただ、資金繰りの悩みは放置しておくと黒字倒産の危険性が増します。
資金繰りが厳しいなと思ったら、早めにリコーリースに相談したほうがいいでしょう。
介護報酬の入金はレセプトを提出してから2か月後ですが、スタッフの給料などはすぐ支払わなければいけません。
給料2回分の資金を確保しなければいけないのです。
開業直後の介護事業主にそのようなことは難しいでしょう。
そのためにリコーリースのようなファクタリング会社があるのです。
個人事業主も依頼できるか?
リコーリースは残念ながら個人事業主に対応していません。
法人のみ
リコーリースの公式WEBには法人事業主しか対応しないとは載っていませんが、取り扱いは法人のみとなっております。
個人事業主ではサービスを受けることが出来ません。
2社間・3社間の取り扱い
ファクタリングにはリコーリースのように「得意先」である国保連も交えた3社で契約する契約方法を取っています。
そのため、一般的なファクタリング会社が採用している「2社間」契約はありません。
3社間だけ
リコーリースのような国保からの報酬を買取対象としている場合、国保に対して売掛金を買い取った旨の届出をすることは難しくありません。
一般的に得意先に対してファクタリングへの協力を依頼しても断られます。
それ以前に「得意先に言えない」という事業主の方が多いでしょう。
しかし、国保が相手であれば問題ありません。
国保は売掛金を譲渡する際の様式まで準備しているのです。
急いでいる場合は使えない
もっとも、国保まで巻き込んだ契約を結ぶ場合、時間がかかるのは当然です。
リコーリースと事業主だけで契約をする「2社間」の形式であれば別として、3社間なので国保連のOKが出なければ契約は成立しません。
つまり急いでいる場合にはリコーリースでファクタリングをすることはできないということです。
先ほど述べたように「資金繰りの改善」を目的としていることは念頭に置く必要があるでしょう。
リコーリースのまとめ
リコーリースは介護報酬に特化したファクタリング会社です。
即日入金は無理ですが、介護報酬の入金時期の遅れを何とかしたい法人事業主にとっては頼りになる存在です。
個人事業主の利用はできませんが、登記前に申込むことはできるようです。
一度相談してみてはいかがでしょうか。
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