クレジットカード現金化業者が逮捕されることはあっても、金券業者であるamazonギフト券買取店は関係ないと思われていました。
しかし、2017年10月5日(木)遂にamazonギフト券買取業者が逮捕されました。
amazonギフト券買取自体は問題ないはずですが、一体何があったのでしょうか!?
業者が詐欺のグループの一員!?
実はこの逮捕されたamazonギフト券買取店は一般客を対象とせず、一部の「組織」を対象にしてamazonギフト券買取をしていたようです。
その「組織」が詐欺集団であり、その資金調達担当だったというわけです。要は詐欺グループの中の一つの部署みたいな感じです。
この買取詐欺サイトを運営していた、守屋大志容疑者(32)ら二人が検挙された模様です。
被害額は2年間で約13億円に上るとみて捜査が続いております。
振込詐欺の「出し子」と呼ばれるATM引き出し担当のようなものでしょう
一番危険な仕事のように見えますが、2年間にわたって稼ぎまくっていたようです。
amazonギフト券もクレジットカードを利用したEメールタイプだと流通経路がある程度特定されるのでしょうが、コンビニ販売のカードタイプはスタート地点がわかりません。
そのため、摘発が遅れたと思われます。
詐欺師の換金を助けていた
要するに詐欺師の換金を助けていたから、詐欺師と同罪だという話です。
当のamazonギフト券買取店は「そんなことは知らなかった」と言っているようですが、他のamazonギフト券買取店と比べれば異質なことは明らかです。
結局逮捕されてしまったのですね。
詐欺は一人でやることは少なく、組織的にやることが多いです。
ただ、末端の人が捕まっても上層部のことは知らせていないので捕まらないでしょう。
裏の専門業者
とはいえ、一般客を寄せ付けず、詐欺師などを専門として相手にしていたのですから、詐欺組織の一環だと言われても仕方ありません。
いわば「裏の専門業者」と言えるでしょう。
amazonギフト券買取店も競合が激しくなっています。
そのため、他社と同じことをしていたら商売にならないでしょう。
裏組織とつながりがあり、そこから「依頼」されたamazonギフト券買取をこなしているうちに「お得意様」が増加したのではないでしょうか。
詐欺師御用達
こうして、詐欺師御用達となれば取扱金額は多額になるはずです。
amazonギフト券買取店に限りませんが、競合相手が増えると取扱高が減り、利益を出しにくくなります
すると必然的に「別のマーケット」を探したくなるものでしょう。
危険な相手であっても稼げればいいお客さんであることは間違いありません。
逮捕容疑は貸金業法ではない
ちなみにこの業者の逮捕容疑は貸金業法ではありません。
先ほど述べた通り、詐欺罪です。
つまりamazonギフト券買取をしてもお金を貸したとは見られないことがわかりました。
確かに、クレジットカードでamazonギフト券を買ったりしているのは依頼者ですし、amazonギフト券買取店は、そのamazonギフト券を換金しているだけです。
この事件で、amazonギフト券買取店が安全だということがかえって分かったのではないでしょうか。
つまり、優良店のように身分確認をしっかりしていれば、警察沙汰になるような業者ではないのです。
本来のギフト券買取店は心配無用です
つまり、通常皆さんが利用しているamazonギフト券買取店は全く問題ありません。
心配無用と言うことです。
先ほど述べた通り、かえって安全であることが分かったのではないでしょうか。
amazonギフト券買取店は盗難ギフト券を取り扱う心配があり、万が一の際には警察への協力が求められます。
必ずしも「古物」とは言えないのに、古物商の登録をしているamazonギフト券買取店が多い理由一つです。
言い方を変えれば、きちんと登録をしている店舗は問題がないわけです。
優良amazonギフト券買取店ではない
今回逮捕されたamazonギフト券買取店は当然そのような登録をしていません
相手の素性を身分証明書などで確認しているはずがないでしよう。
わかっている相手であるかもしれませんが、まさか「詐欺師が相手です」とは言えません。
口コミサイトなどで評判が高い優良amazonギフト券買取店ではないことは確かです。
被害が出ていないのは、一般客を相手にしていなかったからで、不幸中の幸いと言えるかもしれません。
検索してもヒットしない
この手のamazonギフト券買取店は検索してもヒットしません。
サイトの文字がグラフィックになっていて、テキスト形式になっていないのです。
そのため、検索エンジンに察知されず、検索しても表示されません。
悪徳amazonギフト券買取店の見分け方の一つですが、このようにして検索ができなくなっているサイトは要注意です。
通常は検索されやすくするため、SEO対策をしているのですから、何かおかしいのです。
なぜおかしいかを考えてみれば答は明らかです。
コッソリ商売をしたいからでしょう。
本当の詐欺罪
ここまで詐欺組織をバックアップしていたのですから、共犯者と言われて文句は言えないでしょう。
結果として逮捕されてしまったのです。
貸金業法で逮捕されたわけではないのでマシとは言えるでしょう。
ただ、真っ当に商売をしているamazonギフト券買取店にとっては一つリスクが増えました。
一歩間違えば詐欺師のamazonギフト券買取を引き受けてしまいかねず、逮捕される可能性があるからです。
新規取引の際に行う身分確認が徹底されるのではないでしょうか。
amazonギフト券買取に影響はありません
ただ、顧客側には影響はありません。
優良amazonギフト券買取店は営業を継続しています。
また、現在のところ新規のamazonギフト券買取店利用者に対してきつい取り扱いになっていることもないようです。
お得意様は誰?
では、実際に逮捕されたamazonギフト券買取店の「お客さん」はどのような人たちだったのでしょうか。
一般的に詐欺サイトと言われるサイトは、常識では考えられないような「おいしい」話を提示しています。
amazonギフト券を送ると倍の額面で返却するとか、利息を付けてすぐ返済するとかいう話です。
ちょっと考えればおかしいと一笑に付されるような話ですが、お金がなくて慌てていると引っかかるのです。
こんな詐欺師が逮捕されたamazonギフト券買取店を利用していたのです。
同時に逮捕されれば世の中がすっきりしたことでしょう。
有料動画サイト
有料動画サイトのすべてが悪徳サイトではありません。
動画の内容はどうあれ、利用者のニーズを満たしてくれる優良サイトも少なくないでしょう。
しかし、どこかの無料動画を無断でパクってきただけの際とも珍しくなく、苦情を言っても対応してくれない悪徳サイトもあります。
こんな悪徳サイトがなくなってしまえば、安心してネット上で動画サイトを利用することができるのではないでしょうか。
ワンクリック詐欺
動画サイトで悪質なのがワンクリック詐欺です。
動画サイトへアクセスするだけで大きな文字で脅しの文句が表示されます。
一時期は他人の口座を購入し、それを利用して振込をさせていました。
しかし、最近は口座開設が厳しくなり、怪しい口座は問答無用で閉鎖されています。
そのため最近ではアシが付きにくいamazonギフト券などで支払うことを要求するようになっています。
脅される金額も多額に上り、かつ悪質になっているようです。
買取店詐欺
amazonギフト券買取店のようなサイトを作り、買取依頼を受けたように見せかけていなくなってしまうサイトです。
引っかかる方もどうかしていると思われるでしょうが、お金に困っている時は正常な判断ができず、このようなサイトに引っかかってしまうことが多いのでしょう。
amazonなどでは実際にあった詐欺事例を紹介し、間違っても利用投資内容に呼びかけています。
ただ、表示場所が目立たない場所なので見る人がほとんどいないであろうことは残念です。
その他いろいろ
このように詐欺や脅迫の「代金支払」をamazonギフト券でさせることが増えています。
しかも、冒頭に述べた通り利用するamazonギフト券も「工夫」していますからバレにくく、摘発も容易ではありません。
今回の事件はamazonギフト券買取店が逮捕されたという点でクローズアップされています。
ただ、詐欺師などの「決済手段」にamazonギフト券が利用され始めている事も知っておく必要があるでしょう。
詐欺の方法
では、実際に逮捕されたamazonギフト券買取店はどのように稼ぎ、そして、その店舗を利用していた詐欺師は「商売」をしていたのでしょうか。
Eメールタイプは利用しない
逮捕されたamazonギフト券買取店が取り扱うamazonギフト券は殆どがカードタイプのモノでした。
もちろん、実際のカードが送られるのではなく、番号だけを送らせているのです。
Eメールタイプはamazonから直接発行されるため、アカウントなどから発行者情報や流通経路がわかってしまうのです。
そのためコンビニで販売しているカードタイプを指定したのでしょう。
アシが付かないカードタイプ
カードタイプのamazonギフト券はコンビニで現金購入します。
そのため、カードを購入した人のことはわかりません。
詐欺被害対象になったamazonギフト券番号が把握されたとしても、Eメールタイプのように手かがりは多くありません。
カードタイプのamazonギフト券は通常のamazonギフト券買取店では「ネコマタギ」状態ですが、逮捕されたamazonギフト券買取店はここのタイプばかり扱っていたのでしょう。
換金しても購入者情報はわからない
購入者情報がわからないと、転売ルートなどがわかったとしても誰が買ったかわかりません。
そのため誰が詐欺を働き、どのようなルートで転売されたか把握できません。
このようなamazonギフト券買取店は逮捕された業者だけではないでしょう。
何らかの事情で明るみに出たのでしょうが、通常は表に出ることはないはずです。
そして2年で約13億
逮捕されたamazonギフト券買取店は2年間で12億8千万の取引をしていたようです。
逮捕劇のきっかけとなったのは150万円ものamazonギフト券詐欺ですが、年間6億、1割の利益としても年間6千万という計算になるでしょう。
真っ当に商売をしているamazonギフト券買取店が気の毒になってきます。
優良店への影響
さて、今回の逮捕劇はamazonギフト券買取店に影響するのでしょうか。
※画像は優良店の中の一つ「amatera.co.jp」
結論から言えば影響は及びません。
ただ、カードタイプのamazonギフト券買取が逮捕のきっかけになったことから、詐欺師が紛れ込むことを防ぐ必要があります。
そのため、カードタイプのamazonギフト券を取り扱い停止としているケースはあるようです。
やはり「amazonお墨付き」のEメールタイプは素性がしっかりしているため、安心して買取ができるといことではないでしょうか。
古物商なら大丈夫
もっとも、優良amazonギフト券買取店のように古物商の許可を得ている事業者であれば心配はいりません。
最初に身分確認のため、運転免許証の確認を行い、更にSMSで本人認証までする念の入れ方です。
もともとこのように本人確認をしていたはずですから、改めて逮捕劇によって何かが変わるということもないはずです。
実際に影響は殆どありません。
身分証明書を取っている業者なら安心
amazonギフト券買取店の中には身分署名書の確認もせずにamazonギフト券買取をしている店舗があります。
ガードが甘いのか、最初から詐欺目的なのかどちらかでしょう。
どちらにせよ、そのような業者には近づいてはいけません。
今回の逮捕劇を踏まえて、今まで身分証明書のチェックをしていなかった業者も改めて運転免許証などの確認をするようになったようです。
このような情勢で身分確認をしていない業者は絶対危ないと考えていいでしょう。
カードタイプは取引停止も
先ほど述べた通り、逮捕劇のきっかけになったカードタイプのamazonギフト券は取引を停止するamazonギフト券買取店が増えています。
もともと、番号確認が面倒なこともあり、取引量は多くありませんでした。
買取価格も低めの設定だったはずです。
今回の逮捕劇で、カードタイプの買取は事実上なくなってしまうかもしれません。
Eメールタイプなら問題なし
これに対し、Eメールタイプのamazonギフト券なら問題ありません。
先ほど述べた通り、amazonのアカウントから発行されるため、万が一の際には出所がわかります。
そのため、詐欺組織が利用するとは思えません。
つまり、変なトラブルとは無縁なのです。
実際に優良amazonギフト券買取店は、Eメールタイプの買取が主流となっています。
危険な取引には手を出さないのです。
ほとんどの優良amazonギフト券買取店は、Eメールタイプを換金対象としています。
クレジットカード現金化をしようとする人は、クレジットカードで購入できないカードタイプは利用しないでしょうから、事実上問題ありません。
心配された方も多いかもしれませんが、さほど心配する必要はないようです。
今まで通りの優良店には全く影響は及びません。
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