クレジットカード現金化は、お金の調達方法としては結構優れた方法ですが、次回の支払日に支払をしなければいけません。今後のクレジットカード利用を円滑にすることと、自分の信用を付けるためには支払を確実にする必要があります。
現金化は後払いで2カ月後の支払い
クレジットカード現金化によって資金調達ができるとホッとします。お金に困ってクレジットカード現金化をしているのですから気持ちはわかります。しかし、ここであまり気を抜いてしまうと一番大切なプロセスを忘れてしまいます。
クレジットカード現金化で一番大切なことは支払を確実にすることです。支払を期限通りすることで信販会社から変に怪しまれることがないですし、信用を維持したり積み上げたりすることもできます。
とはいえ、支払日までは最長でも2か月程度です。締日翌日から支払日まで最長の出光まいどプラスを利用しても2か月と7日間です。この間に金券等の換金物を購入した資金を準備しなければいけません。
クレジットカード現金化は換金物をそのまま売却することから、買った金額より安い価格で売却することになります。両者の差額がどれほどになるかは換金物によりますが、その差額は自分で負担することになり、金額が大きいと資金準備も計画性が必要になります。
2か月という期間は結構余裕があるように思われるかもしれませんが、あらかじめ資金的な目途が立っているならともかく、事業用資金などでクレジットカード現金化を利用したならば、売掛金の回収スケジュールなどを立てておく必要があるでしょう。
2か月後に支払日が到来するということを念頭に置いてクレジットカード現金化をする必要があることを忘れてはいけません。
返済からは逃げられない
クレジットカード現金化を検討している人の中には、いざとなったら自己破産や任意整理の方法があると思っている人もいるようです。しかし、自己破産には信販会社の抗弁がありえます。任意整理は弁護士が入るとはいえ交渉による解決手法です。
もし、支払ができなくなった理由がクレジットカード現金化とわかったら、信販会社の対応は非常に厳しくなります。支払ができないから債務整理をすればいいやと考えるは甘い考えです。そこまで信販会社は甘くないことは知っておくべきでしょう。
このようにクレジットカード現金化をした後の支払から簡単に逃れることはできません。支払が滞った場合に信販会社に相談するとしても、クレジットカード現金化をしたことが理由だと分かった瞬間に相手の対応がどうなるかは言うまでないでしょう。
緊急手段としてリボ払いに逃げるという方法もありますが、この方法を使ってしまうと債務整理に陥る可能性が高くなります。今まで全くリボ払いのお世話になったことがない人ならともかく、リボ払いには限度額があるのです。
リボ払いを利用していた人が、リボ払いの限度額をオーバーすると支払手段が断ち切られることになります。そのような事態になるとクレジットカードの支払ができなくなります。結果として債務整理をするしかなくなるのです。
支払から逃れることができない以上、どうすれば効率的に返済できるかのスケジュールを立てることは必須です。
資金計画の大切さ
ここで大切なことは資金計画です。
自営業の方であれば資金計画の大切さはご存知だと思います。
事業用資金調達のためにクレジットカード現金化を利用している人は、2か月間の間に売掛金の回収や仕入資金などの支払繰延依頼をすることになるでしょう。
資金計画を立てることで、クレジットカードの決済日に支払不能になることを回避できるのです。
しかし、自営業の方でないと資金計画って何?という疑問を持つ人も少なくないかもと知れません。
資金計画とは、一定期間に入ってきた現金と支出する現金の管理をすることです。
事業主の方であれば、売上代金を回収し、仕入代金や給料を支払います。ともに現金や預金からの支払になるため残高がいつも一定額なければ事業というものが成立しないのです。
ここで、もし売上代金の回収が遅くなったとしても、仕入代金や給料の支払を遅らせることは簡単にできません。特に給料は遅配ということになると従業員が退職して事業継続ができなくなるばかりか、労基からの厳しい指導があるかもしれません。
仕入代金が滞ると商品の供給がされず、最悪の場合商品を店舗から引き上げられる可能性もあります。こうなると事業は一発で成立しなくなります。
そのため、クレジットカード現金化によって当座の資金を調達することでピンチをしのぐのですが、遅れていた売上代金をいつ回収することができるかが大きな問題になります。
ただ単に1か月遅れてしまったという程度であれば問題ないのですが、その売上先の資金繰りが悪化したりしていると回収見込みが立たなくなります。この場合、2か月の間に商工ローンなどの金融機関でお金を借りる交渉をする必要があります。
会社で働いている人も同じことが言えます。
給料の遅配になることは少ないでしょうが、緊急の資金需要はよくあることです。次回の給料日まで1週間程度という日に飲み会やゴルフのお誘いがあると、嬉しい反面会費をどうしようかと悩むことになります。
そんなときにはどこかからお金を借りることになりますが、借りたお金は返済しなければいけません。
しかし、サラリーマンの方であれば次回の給料日になれば返済資金ができます。給料日に支払ができる程度のクレジットカード現金化なら特に問題はないでしょう。
とはいえ、このような資金繰りのことを全く考えずにクレジットカード現金化をすることは危険すぎます。
現金化資金は何に使いますか?
ところで現金化によって調達した資金を何に使うのでしょうか。
クレジットカード現金化も一種の借金なので、借りた以上は返済しなければいけません。つまり、支払の繰り延べをしているだけであり、お金をもらったわけではないのです。
次回の給料日直前に飲み会があったり、友達の結婚式に呼ばれていたりするということであれば、資金調達は必須でしょう。事業主の方が運転資金不足のために資金調達が必要だという場合と同じです。
しかし、単に自分の欲しいものがあるからクレジットカード現金化で資金調達したいというのであれば給料やボーナスが出るまで待ったほうがいいでしょう。バーゲンセールや限定品なら別ですが、お金がないのに買い物をすることは避けたほうが賢明です。
消費者金融でお金を借りるのも、クレジットカード現金化で資金調達することも話は同じです。クレジットカード現金化はお金を借りたという意識がないため、支払のことを忘れてしまいがちですが、支払日は確実に到来することは忘れてはいけません。
緊急手段としての現金化
クレジットカード現金化は緊急手段として利用するという意識を持ったほうがいいでしょう。
金額が大きければ別として、10万円程度のクレジットカード現金化はさほど難しくありません。東京大阪間の新幹線回数券を1冊買ってきて、金券ショップで売却すれば8万円程度の資金を手にすることができます。
そんなに多額の資金が必要なわけではないというのであれば、信販会社のギフト券でもいいでしょう。金額が少なければ信販会社も警戒することはありません。
ただし、緊急手段として利用するわけですから、あまり頻繁に利用する事は避けたほうが賢明です。信販会社がここまでクレジットカード現金化を警戒したキャンペーンを実施しているということは覚えておくべきでしょう。
クレジットカード現金化自体は、返済のめどが立っているならば危険な行為ではありません。やり方ひとつで有利な借り入れを実現できる優れた資金調達方法です。
しかし、必要以上に警戒されているということと、バレてしまうとカード利用停止や信用情報への登録という制裁がされてしまうことが大きなリスクなのです。
返済不履行のデメリット
クレジットカードの支払が遅れるとどんなデメリットがあるのかを知らない人も多いようです。また、こんなこととは関係ないだろうと思っている事が自分の信用情報に響いていることもあります。
例としてよく挙げられるのが携帯電話の支払です。
携帯電話の支払はモノを買っているわけではないので信用情報には関係ないと思われがちです。しかし、自分の信用情報を開示すると、携帯電話会社が載っていてびっくりする人も多いようです。
携帯電話の代金にはスマホの購入資金が含まれていることが多いです。金利はゼロであっても「割賦販売」なのです。簡単に言えば、手数料ゼロでリボ払いをしているようなものなのです。
手数料ゼロであっても支払が割賦販売なので返済が滞れば信用情報に登録されます。
1か月や2か月程度の支払遅延であれば別として、半年を超えるとブラックリスト扱いになり、5年間は新規のクレジットカード利用や更新ができなくなります。
自分が知らないうちにブラックリストの仲間入りをしていたという笑えない話も珍しくないのが最近の傾向です。
クレジットカード現金化の支払が遅れても当然同じことが言えます。
しかもクレジットカード現金化を行って支払が遅延すると理由を聞かれた際に面倒な事になる可能性が高いです。
返済不履行のデメリットはクレジットカード現金化の際に特に高くなることは覚えておいてください。
信用情報機関をなめないこと
クレジットカードや消費者金融の申込をすると審査を行いますが、その際に信用情報機関のデータが照会されます。このデータを開示請求したことがある人はお分かりでしょうが、非常に多くの内容がデータベース化されています。
特に信販会社が加盟しているCICという情報機関のデータには、毎月の支払が正常にされたか、遅れたかというようなデータまで載っているのです。
データは24回分、つまり2年間出ているため、これを見ただけで毎月の支払を遅れてはいけないと思い知ります。
信用情報のデータは審査の基礎となります。自分が申込書を一生懸命作成しても、信用情報のデータと食い違いがあるとそちらを優先してしまいます。
そのため、他社借入があるにもかかわらずゼロと申込書に記載すると「正直に記載していない」と判断されてしまいます。審査面では多少なりともマイナス評価と言っていいでしょう。
このように信用情報は自分が思っている以上に詳細なデータが詰まっています。クレジットカード現金化の支払ができていないと、この信用情報に登録されてしまいます。しかも、データは24か月消えないので始末が悪いです。
信用情報機関の存在を甘く見てはいけないことは当然のこととして、支払うべきものはきっちり支払うという習慣をつけることが大切です。このような習慣をつけることで自分の信用が付くことは24か月の記録を見ればすぐにわかるでしょう。
1度の返済遅れも2年響く
このように1度の返済遅れでも信用情報には2年間記録され続けます。
もちろん、他のクレジットカードの支払をいつもきっちりしていて、何かの事情で1か月だけ遅れたというのであればあまり問題はないでしょう。それでも全く遅れたことがない人が「正常」なのですから、いささかなりとも不利になることは避けられません。
クレジットカードやカードローンの審査は減点法だと言われます。これは増枠申請も同じ話であり、取引を順調に続け、かつ支払も確実にしているため限度額を増やして大丈夫だと判断しているのです。
将来クレジットカード現金化を考えているのであれば、クレジットカードの利用限度額を上げてもらうことは大きなメリットです。このメリットをゲットするためには確実な支払を続けることで自分の信用を上げる必要があります。
クレジットカードの支払だけで審査が変わるのかと思われる人も多いかもしれませんが、カードローンに比べてクレジットカードは利用金額こそ少ないとしても頻度が多いため毎月の支払状況がどのようになっているかを結構気にしているのです。
返済遅れは一度だとしても、その一度の遅れが最近であるか、2年前かによっても判断は異なるでしょう。もし、自分の信用情報を開示請求し、以前に支払が遅れていた事績がいくつかあったとしたら、今後は毎月返済を期日通りすればいいのです。
信用情報は毎月の積み重ねなので、すぐに信用は回復しないでしょうが、1年程度経つと信用情報がきれいになってくるはずです。
クレジットカード現金化は1枚のクレジットカードで行うより、複数枚のクレジットカードを組み合わせた方が効率的に、かつ安全に行うことができます。
つまり、必要に応じて新しくクレジットカードを発行してもらう必要がありますので、できる限り自分の信用情報に問題がないようにしておくことが大切です。
審査は信用情報を最重視
実際のクレジットカードの審査では信用情報を最重視して審査をしています。
信用情報には今まで申し込んだ際に記載した勤務先などの情報が出ており、申込書に記載された情報と照合されているのです。もし、申込のたびに勤務先が変わっており、今回の勤務先も違うようであれば転職を繰り返していると判断されます。
また、最近は運転免許証番号を申込書に記載していますが、この番号も信用情報に登録されています。もし、書き間違えであったとしても違う番号が書かれていたら、すぐに信販会社の担当者から電話照会があるはずです。
こんなことなら申込書をここまで詳細に書かせなくていいじゃないかと思いたくなるほど審査では信用情報を重視しているのです。
自分の信用情報を確認してみよう
先ほどから自分の信用情報の内容を確認する話をしていますが、自分の信用情報は案外簡単に開示請求ができます。
信用情報機関は3つあり、信販会社系のCIC、消費者金融系のJICC、銀行系のKSCの3つです。クレジットカード現金化において重要性が高いのは言うまでなくCICです。
特にCICの信用情報は一度照会してみることをお勧めします。先ほど述べたクレジットカードの支払状況の話は、CICの信用情報を見ればすぐにわかります。支払を毎月きちんとしなければいけないといことを再認識するはずです。
また、一番開示請求が容易なのもCICです。千円の手数料を支払えば、PDFファイルの形式で自分の信用情報を取り寄せることができます。しかも支払方法はクレジットカードでOKです。
実際に開示請求をすると、30分もしないうちに自分の信用情報が届きます。結構枚数が多いので、印刷せずに画面で確認したほうがいいでしょう。1つのクレジットカードについて1ペーシになっているため見やすいです。
次にやりやすいのがJICCです。
スマホから開示請求をするのですが、支払はクレジットカードで可能です。手数料はCIC同様に千円です。ただし、CICと違い開示書類は簡易書留で届くため、時間がかかるのが難点です。
一番面倒なのがKSCです。
申込書を本人確認書類2種類のコピーとともにKSCに送る必要があり、手数料は郵便局で定額小為替を千円分買ってくる必要があります。開示書類は郵送です。
開示書類の様式は信用情報機関ごとに違いますから、各機関のWEBで確認すればいいでしょう。
もちろん3つも開示請求をする必要はありません。CICだけで十分でしょう。しかし、興味があったら他の2つの信用情報機関を照会してみるといいのではないでしょうか。
返済資金の調達先
さて、クレジット地カード現金化が成功して資金調達ができたらどのようにして支払をするか考える必要があります。資金準備の計画も大切ですが、それ以上に資金調達をどこからするかを考えることも大切です。
クレジットカード現金化をする目的は人それぞれでしょうが、返済資金の調達先はクレジットカード現金化の目的に応じて決まる部分も大きいのではないでしょうか。
例えば、事業用資金を一時的に用立てるのであれば、事業の売上代金の回収により資金調達をすることになるでしょうし、何らかの事情で誰かの立替をすることになったのであれば、その人から回収することになるでしょう。
返済資金の調達先はいくつもあるわけではありません。クレジットカード現金化は一種の借金である以上、単なる支払時期の繰延に過ぎません。消費者金融と違って返済までの期間が短いので返済資金の調達先は早めに確保しておかなければいけません。
先ほども述べたとおり、2か月という期間はすぐに過ぎてしまいます。支払日の2週間ほど前になると信販会社から請求書が郵送されたり、WEB上で見ることができたりします。その時期には資金確保のめどが完全についている状態になっていないと間に合いません。
特に事業用資金などのように金額が大きくなる場合は、早めに確保しないと支払日直前に自分の仕事をそっちのけで金策に走ることになってしまいます。
給料から支払うのが原則
サラリーマンの方がクレジットカード現金化をする場合は、返済資金を給料から支払うことが前提です。特にボーナス前にお金が必要だからとクレジットカード現金化をしたならば、ボーナスは使えないということを忘れてはいけません。
また、ボーナスは定期的に、かつ確実に出るという会社に勤めていれば別として、不確定要素が大きいことも事実です。そのため、万が一期待通りの金額をもらうことができなかったらどうするのかを考えておくことも必要です。
ボーナスを使うまでなく支払ができるというのであれば問題はないでしょうが、それでも通常の月より信販会社からの請求額は多いはずです。そのため、口座の残高不足には注意する必要があります。
先ほど述べたとおり、クレジットカードの支払状況はチェックされています。そして、その実績は24か月消えません。口座残高不足だからというのは理由になりません。引落ができなかったという事実には変わりがないのです。
いずれにせよ、サラリーマンの方は自分の給料からクレジットカード現金化で利用した金券等の換金物を支払う必要があります。最初にクレジットカード現金化をする際に支払が確実にできるかを確認する必要があります。
クレジットカード現金化は金額が少ないとあっけなくできるため、一度成功すると気軽にしてしまいがちです。たまたま給料日前にちょっとお金が必要だったというだけであれば、翌月の給料で簡単に支払ができるでしょうが、そんな場合ばかりとは限りません。
借りるアテがあるなら使おう
もし、クレジットカード現金化の後でお金を借りるアテがあれば、早いうちにそちらを利用したほうがいいでしょう。家族などからお金を借りることができるなら早めにお願いして資金調達をするのです。
日ごろからの人間関係が大切なので、家族のつながりは大切にしたほうがいいわけです。
また、他人の資金立替のためにクレジットカード現金化をする場合、単にその人にお金を貸してあげている場合なら別ですが、サークルなどで必要な資金を立て替えている場合もあります。
このような場合は、本来自分が背負うべき立替金ではないので、サークルなどの上の人に相談してお金を用立ててもらうか、上部団体があればそこに相談してお金を借りる手配をすることが大切です。
そのようなことができるなら、最初からそこで借りればいいじゃないかと思われる人もいるでしょうが、このような場合にサークルなどの会計担当者は一か月程度でお金が集まるから自分で立て替えても大丈夫だろうと判断してしまうことが多いのです。
事業用資金のためにクレジットカード現金化をしたのであれば、自分の親請けなどに相談してみるのも一つの方法です。
相手に資金的な余裕があるかどうかにも左右されますが、建設業などの場合は常雇の外注先は大切なので相談に乗ってくれたり、実際にお金を貸してくれたりすることが少なくありません。
クレジットカード現金化は借金の一つの方法です。借金であれば必ず理由があるはずなので、その「理由」からお金を用立ててくれそうな人を探してみるのも一つの方法だと言えます。
消費者金融の審査を受けてみよう
借りるアテとして手軽な方法に消費者金融があります。
もっとも、手軽とはいえ、本当に手軽かどうかは審査を受けてみないと分かりません。最近の消費者金融は審査が厳しく、簡単にお金を借りることができないのです。大手消費者金融の審査通過率は半分以下だと言われているのです。
ただし、審査に通れば消費者金融を利用する方法はお勧めです。
大手消費者金融は30日間の無利息キャンペーンを実施していることが多いです。プロミスとアコムが実施していたこのキャンペーンに、最近はアイフルも参入してきました。ジャパンネット銀行のカードローンや新生銀行のレイクも同様です。
銀行系カードローンは即日融資ができない場合がありますが、消費者金融は即日融資が可能な場合が多いです。とはいえ、審査に通るか通らないかはわからないので、あらかじめ申込だけでもしておくことが大切です。通らなければ悲劇です。
ここで問題になるのが30日の無利息キャンペーンで、ほとんどのキャンペーンは契約日から30日と限定されています。つまり、契約とともに融資を受けないと30日間のキャンペーンが目減りするのです。
しかし、プロミスやジャパンネット銀行は最初に借りた日から30日間と決まっているので、そのような心配はいりません。
消費者金融や銀行のカードローンは審査に通らないと意味がありません。
すぐにお金を借りたいけど、審査を受けて落とされたら間に合わないという場合には、一度クレジットカード現金化により資金調達をして、2か月間の間に審査が通る消費者金融をじっくり探すという方法を取るのも悪くはないです。
2回目の現金化やリボは避けよう
ここまで読んだ人は「そんな面倒なことをしなくてもリボにすればいいじゃないか」とか「もう1回やればいいじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、冒頭に述べた通り、クレジットカード現金化をした支払代金をリボ払いにすると、本当にリボ払いを利用したい際に使えなくなってしまい、リスクが高いです。また、2回目のクレジットカード現金化は支払不能に陥る可能性が高いです。
2回目のクレジットカード現金化は結構危険だと言われています。
多くのクレジットカード現金化利用者が、一回目に支払代金が調達できずに2回目のクレジットカード現金化を行い、そのまま自転車操業状態となり債務整理に追い込まれています。
2回目のクレジットカード現金化はできないことではありません。現金化の規模によっては1回では完了できないこともあるでしょう。しかし、その場合は最初から計画的に利用するクレジットカードなどを選ぶ必要があります。
そのような準備をせずにクレジットカード現金化を連続して行うことは、非常に危険なのです。
支払資金は計画的に準備しよう
クレジットカード現金化をしてから請求日まで最大でも2か月程度ですが、その間に支払資金の準備をする必要があります。どのようにして資金調達するかはすでに述べましたが、請求日直前に資金調達をするのは慌ただしく、できない場合のリスクも大きいです。
あらかじめ資金準備のスケジュール等を立てておかないと、直前に慌てることになります。
そのためには、調達方法から資金確保の時期を逆算して、その時期に応じて確実に資金を確保することが大切です。
事業資金を準備するのであれは売上代金回収のスケジュールとその金額を把握して、スケジュール通りに回収することが必要になります。当然資金繰り表などを作成しているでしょうが、クレジットカード現金化のために支払が多くなる点に注意が必要です。
サラリーマンの方であれば、もう少し計画は簡単でしょう。
収入が給料しかないため、給料日なりボーナスの日を確認すればいいのです。
ただし、先ほど述べた通りボーナスは不確定要素が多いです。支払日も必ずしも固定されたりしているわけではないでしょう。資金計画の中に入れることは大切ですが、過去の実績などから「少なめに」見積もりをして対処することが大切です。
生活費のためにクレジットカード現金化をしたのであれば、家計簿を作ることも有効です。借金の返済手段は給料しかないと思われがちですが、家計簿によって把握した無駄遣いを返済資金とすることも可能でしょう。
2か月はすぐ過ぎる
クレジットカード現金化から支払日までの期間は案外短いものです。
ちなみに2か月というのはセゾンカードや出光まいどプラスのようなカードのことであり、JCBやニコスのような老舗の信販会社はもっと短くなります。短いとはいえ、その間に資金調達をする必要があります。
夏休みの宿題ではありませんが、直前1週間に図書館などにこもったり、親も手伝って自由研究を仕上げたりするようなことは感心しません。資金の調達方法によってはそのようなこともあるかもしれませんが、ギリギリに準備することは危険を伴います。
そのためにはできるだけ早く資金を確保することが大切ですが、もしギリギリになるようなら何らかの方法で確実性を持たせることが大切です。
事業用資金であれば、請求書を送ることも大切ですが、もし相手の支払が遅れたためにクレジットカード現金化による資金調達が必要になったのであれば、一部でもいいので早めに回収することが大切です。
又は、担保として相手の持っている株券などのように何らかを預かることも一つの方法です。相手によってはそうでもしないと支払を渋る場合があるのです。得意先に対してあまり勧められませんが、支払不能になることを防ぐために必要なことです。
まだ大丈夫だろうと考えているうちに日時は過ぎていきます。信販会社からの請求書と預金残高を見比べて慌てないように早めの対応をお勧めします。
1か月目にいくら準備できますか
2か月あるという支払期間も、折り返し地点というものがあります。
1か月経過時にどれだけの資金が確保できているかは大きな問題です。
自分の手取り収入に比べて大きな金額でクレジットカード現金化をしてしまった場合、給料だけでは足りません。誰かから借りることを前提にしているのであれば、どれだけ確保できたのか、又は確実に借りることができるのかというようなチェックをすべきです。
クレジットカード現金化で失敗する人の多くは、資金確保ができなかった人です。
最初から返せないと開き直ってしまった人は別として、返済の努力をしようとしても時間が足らなければタイムオーバーとなってしまいます。
そのようなことにならないように1か月目に自分で資金確保ができそうかどうかのチェックが必要になるのです。
クレジットカード現金化の返済資金として給料が挙げられますが、自分の手取収入がこれだけあるから大丈夫だろうと、ろくに検討もせずに判断するのは危険です。毎月の余剰資金を知っている人であれば別ですが、そのような人は多くないでしょう。
クレジットカード現金化をいくらしたかによって話は変わるでしょうが、自分の手取り収入の半分以上の金額を請求日に支払う必要がある場合は、相当計画的に準備しないと支払不能になってしまう可能性が高まります。
家計簿を作ってみよう
計画的な資金確保のために有効な手段として家計簿が挙げられます。
家計簿は毎月の収入だけではなく、支出も記入するため、1か月分の家計簿を見るだけで自分の生活費がわかるのです。家計簿をつけるのが面倒なら、クレジットカードの請求明細でも事足ります。ただし、現金支出がいくらかをメモする必要はあります。
このようにして家計簿を作る目的として無駄遣いなどを探すことが挙げられます。
給料などの収入は自分だけで決めることはできません。
個人事業主の方は売上が上がらなければ収入を確保できませんし、サラリーマンの方は自分で自分の給料を決めることは一般的にできません。
しかし、支出のコントロールは自分でできることが多く、無駄遣いを探してその支払をやめるだけで家計支出を減らすことができるのです。減らした支出はクレジットカード現金化の支払資金にすることができます。
また、家計簿をつけている家庭は、クレジットカード現金化のように借金を返済なければいけない事態になっても、支払の優先順位を確保していることから確実に対処ができます。
とかく収入だけがクレジットカード現金化の支払資金確保の手段だと思われがちですが、支払を減らすことも結構効果があります。
収入を増やすために臨時のアルバイトに行くのも一つの方法でしょう。しかし、収入が増えれば税金がかかります。副業を禁止している会社であれば処分対象になるリスクもあります。しかし、節約による支出の減少には税金もリスクもありません。
無駄遣いは返済資金の資金源
無駄遣いという言葉にはネガティブなイメージが付きまといます。
しかし、家計簿をつけるようになると、保証が重複している生命保険や、ろくに視聴もしていない有料テレビなどが混在していることに気が付くかもしれません。また、スーパーなどの広告を見て買い物をしている人は、ガソリン代の支払が多いかもしれません。
これらはすべて無駄遣いと言えます。
もっとも、無駄遣いと言って悪い意味ととらえるのではなく、減らすことができる支出だと考えれば積極的に減らそうという気にもなるでしょう。
ただ、無駄遣いかどうかの判断は人によってマチマチです。
例えば、飲み会が多い人に対して無駄遣いだから控えるようにと言っても、それが社内のコミュニケーションに役立っているならば無駄遣いではありません。
よくマネー雑誌などに「1か月の飲み会の目安はOO円」というような記事がありますが、そのような目安は人によってマチマチなので一概に決めることなどできないのです。
しかし、減らすことができる家計支出はクレジットカード現金化をしたことによる返済資金の資金源とすることができます。
ちょっとした金額ではないかと言われがちですが、クレジットカード現金化をしてすぐに家計の見直しをして、保険の解約をすれば翌月には支払の必要がなくなります。一時的に保険料の引落をされるかもしれませんが返金されるはずです。
定期的に支払っている保険料や有料放送の視聴料は、まとめると結構な金額になります。その中から支払う必要がないものをピックアップするだけで家計にずいぶん余裕ができて、貯金ができる場合も少なくありません。
返済に困ったら
クレジットカード現金化は、返済できることを前提とした資金調達方法です。支払ができなければやってはいけません。
しかし、金額が大きかったり、当初の予定通りに返済資金を確保することができなかったりすれば仕方ないと考える人もいるでしょう。
とはいえ、クレジットカード現金化に限らず、借金の支払は義務なので逃れることはできません。どのような理由があったとしても、支払日には確実に支払ができていなければいけないのです。このことだけは忘れないようにする必要があります。
とはいえ、いざとなったらいくつかの対処方法はあるものです。今まで上げた方法を組み合わせることで資金を確保することも可能なのです。支払資金がないまま支払日を迎えてしまっては意味がありません。最後まであきらめないことが大切です。
最初から返せないなら債務整理
クレジットカード現金化をする人の中には、支払目途が全く立っていない人がいます。
支払日になっても、もともと支払意思がないので、当然引落不能となります。既に自転車操業的な資金繰りになっているため手の施しようがないことも多いです。
そのような人がクレジットカード現金化をしても何の効果もありません。それより早めに債務整理の相談を弁護士さんなどにすることをお勧めします。
クレジットカード現金化を信販会社がかなり警戒していることは皆さんご存知でしょう。もし、クレジットカード現金化のために購入した金券などの支払ができなくなったことが理由で債務整理となったとしたら信販会社の対応がどうなるかはお分かりでしょう。
支払ができなくなった人がクレジットカード現金化をしても何の解決にもなりません。クレジットカード現金化は借金なので、支払時期を後送りする効果しかありません。資金の確保ができるからこそ生きる資金調達方法なのです。
最初から返済ができないのであれば、今までの債務を減らしたり、免除したりする債務整理をしない限り解決しません。
弁護士さんに依頼をする債務整理は敷居が高いと思われる人も少なくないようです。しかし、債務整理を専門とする弁護士さんは、最初の相談料を無料にしたりして相談しやすい体制を整えています。
少しでも早く手を打つことで、債務整理のダメージを少なくする方法を選択できますし、費用も少なく済みます。手続期間も短縮できますから精神的に楽でしょう。
クレジットカート現金化をしていい人と、してはいけない人がいるのです
現金化は支払が前提
クレジットカード現金化は、このように支払ができることが前提です。
また、支払計画が破たんしても、調達するアテが外れても、それらは理由にならないのは先ほど述べたとおりです。もし、支払計画や調達先に不安があるようなら、別の計画などを検討すべきです。そして、それができなければ中止すべきでしょう。
消費者金融の宣伝に「ご理由は計画的に」というものがあります。これはクレジットカード現金化についても同様に言えるのです。
資金確保をすることと、計画性が必要なのです。こうすることで支払日に支払を確実にすることができるのです。
不要物を売ってみよう
クレジットカード現金化の支払ができなくて悩んでいる人は一度自分の周囲を見てください。高いお金を出して購入したブランドバッグや高額な電化製品はないでしょうか。
クレジットカード現金化をする人の中には、クレジットカードの支払日に預金不足になった人も少なくありません。このような人の中には、クレジットカードのリボ払い枠がなくなってしまって、支払が一括払いになってしまった人もいるのです。
このような人は、どんなものを買ったのかさえ覚えていない人がいます。買った物の中には、売却することでそれなりにお金になるものが少なくありません。ブランドバッグが欲しくて買ったものの、実際にはもったいなくて使っていない人も案外いるようです。
また、勢い込んで大型の液晶テレビを購入したものの、部屋の中がテレビに占領されてしまったという人もいます。家電量販店の店頭は場所が広いので丁度いいように見えても、自宅の部屋が狭ければ大きすぎて見づらいことも多いのです。
それだけではなく、買ったものの使っていないというものは結構多いのではないでしょうか。
このようなものを買取店に持ち込むとそれなりに買い取ってくれます。カメラなどの場合、相当使い込んでも買った価格の4割程度で買取をしてくれます。10万円のカメラでも4万円程度の価値があるわけです。
不用品を売ることで資金ができます。それだけでクレジットカード現金化の支払資金とすることができるかもしれません。また、副次的効果として部屋の中がすっきりすることも挙げられます。
生活は変えられませんか?
都心のアパートに住んでいる人の中には自動車を持っている人がいます。しかし、都心部に限らず、大都市圏で駐車場を借りることは現実的ではありません。駐車場代が月ぎめで1万円単位となるためです。
また、車を持っていると維持費が必要です。車検は2年に一度到来しますし、保険や税金もかかります。消費者金融などが宣伝しているおまとめローンの申込をすると、このような無駄な支出を削減する提案をされることがあります。
車をあきらめることで、まず車の売却代金が入ります。車種や程度などによって変わりますが、10万円、場合によっては100万円単位の収入になります。しかも、翌月以降は支出も減ります。
このような固定費を削減しても、クレジットカード現金化の支払までに2か月程度しかないのだから効果はないだろうと考える人もいるかもしれません。しかし、削減した金額が大きければ、2か月で結構な金額になります。
この金額だけでクレジットカード現金化の支払額をすべて賄うことはできないかもしれません。しかし、その一部とすることで支払を滞りなくすることができる可能性は高まるはずです。
クレジットカード現金化をした直後に自分の生活を見直し、家計簿をつけて無駄な支出を削減するとともに、目立って家計を圧迫している自動車などの支出を削減することで支払資金の捻出が可能です。
まとめ
クレジットカード現金化は返済することが前提であり、そのことを誰もが理解しているはずです。しかし、目論見が甘くて支払日に慌ててしまう人が少なくありません。無計画にクレジットカード現金化をしても支払不能という冷たい事実が待っているだけです。
クレジットカード現金化も、一種の借金であることには変わりありません。借金であるからこそ支払計画が大切になるのです。
クレジットカード現金化は、支払ができない人が最後のあがきでするものだと考えている人が多いようですが、決してそのようなものではありません。繰り返し資金調達の方法として利用する事ができるのです。
しかし、そのためには支払日に確実に支払をすることが大切です。そうすることで信用がついて次回のクレジットカード現金化もスムーズに実行することができるのです。
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