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ここ数年で爆発的に需要が増加した「amazonギフト券買取」をご存知でしょうか?
爆発的に増えたといっても、これは売買業界の中での話しなのでまだまだ知らない人も多く、非常にニッチなジャンルとも言えるでしょう。
例えば、質屋でのブランド品の売り買いは今や世間的にも認知され、特に後ろ暗いイメージもほぼほぼなくなりました。
しかし、一昔前まで質屋への質入れや、売却は非常に閉鎖的なというか、質店に持ち込む事自体少し恥ずかしい行為という認識が一般的ではなかったでしょうか。そんな少しクローズイメージの質屋も今や、ブランドSHOPというイメージに変わり、多くの方が一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
そんな質屋と比べると、amazonギフト券買取業界はまだまだ足元にも及んでいないかもしれませんが、その成長率は凄まじい勢いで成長しております。
ネット上ではこのamazonギフト券の売り買いが非常に盛んとなっており、一般イメージはまだまだ追いついてませんが、WEB上の売買業界の中では非常に活発的な動きとなっております。
amazonギフト券とは?
ギフト券買取うんぬんを伝える前に、そもそも【amazonギフト券】とは何なのかを説明しなければなりません。
amazonギフト券とは、別名amazonギフトカードとも呼ばれ、その名の通り誰かに「ギフト」として贈ることを目的に作られたものです。
これは「Amazon(アマゾン)」が発行する、オンライン上で使用できるギフトカードです。
基本的にWEB上(Amazonのサイト内)でしか利用できないため、オンラインマネーという立ち位置です。
百貨店の商品券や、各種金券などと同じような感覚の電子版です。
しかし、このオンラインギフト券どこかで見たことはありませんか?
そうです大体のコンビニにラックにぶら下がって売っているので、誰もが目にした事があるはずです。
ネットでしか使えないのになぜコンビニで売ってるの?
コンビニで売っているものは、カードタイプと言われる種類のギフト券です。
WEB上で発行されるギフト券は、Eメールタイプか印刷タイプと言われるものです。
amazonギフト券は主に3種類のタイプが存在します。
【Eメールタイプ】は登録したメールアドレスに、画像やコード番号が送られてくる実態のない完全な電子タイプです。
【印刷タイプ】は、サイト上やメールに送られてきたものを印刷して使う半電子タイプのギフト券です。
そしてコンビニなどで売られている【カードタイプ】はクレジットカードのようなプラスチック製の実態がある実物タイプの事です。
他にもマルチパックタイプやグリーディングカードタイプ、封筒タイプなどある程度の種類がありますが、これらはこの大きなカテゴリの中の小ジャンルとなります。
そして、ここが重要な要素ですが、このどのタイプも【ギフト券コード】と言われる、16ケタの半角英数字からなるコード番号がamazonギフト券のメインとなるのです。
このコード番号をamazonのアカウントに登録して使用するため、結局どのギフト券タイプも全てこのコード番号が記載されているのです。
カードタイプはコンビニのレジで料金を払うことによって、ギフト券コードを有効にする事で使用(登録)できるようになるのです。
それではなぜ今amazonギフト券買取が人気なのか
amazonギフト券買取がここまで人気になったのには、様々な理由があります。
その中でもいくつか大きな要素をここでは紹介したいと思います。
①合法的なカード現金化が可能
ここまでamazonギフト券買取の需要が増えた一番の要素は、やはりこのクレジットカードの現金化目的の利用が増えたという事じゃないでしょうか。
まだまだ世の中には資金繰りや、急な出費に対応するためクレジットカード現金化を必要とする人が多数存在します。
現金化利用者のその数は月間10万人以上とも言われ、その取引における流通額は月額で50億円とも100億円以上とも言われております。
そして後述でも記載しますが、クレジットカード以外の方法でも現金化する事が出来るようになったため、その現金化市場は今なお加速度的に需要が増加しております。
そんな需要が増え続ける現金化業界ですが、従来のやり方のクレジットカード現金化は実は違法認定された過去があり、業者の逮捕はもちろん利用者も罰せられるリスクがあるのです。
従来のキャッシュバック型と言われる違法性の高い強引な方法に代わって注目されたのが、実はこのamazonギフト券買取による現金化だったのです。
大きな理由に、amazonギフト券は実はアマゾンのサイト内からクレジットカードで購入する事が可能で、それを売ることで現金に換金する事が可能なのです。
しかし、クレジットカード会社は現金化目的のカード利用を契約違反としており、またAmazon自体もギフト券の転売は原則認めないとしているため、どこまで行ってもグレーゾーンの方法ですが、一般的な見解としては従来型と比べると違法性は非常に薄くなっているように感じます。
実際にこの辺を規制してしまうと、質屋をはじめその他の古物取引自体違法認定という流れになってしまうからです。
実際に需要と供給の中で成り立つ、売り買いの商取引という事になります。
このような背景から、従来の現金化業者もこの安全で合法的なamazonギフト券買取業者へと変貌を遂げているのです。
このクレジットカード現金化の進化こそがここ数年で加速度的に普及してきた、一番大きな理由となるのです。
②ネットで簡単に即日売れる
例えばコンビニで買ったカードタイプのギフト券であっても、電話やメール一本で即日売ることが出来ます。
もちろん来店不要で、カードの郵送も不要、自宅から一歩もでなくても現金を振り込んでもらう事が可能です。
なぜ?と思う方もいるでしょうが、amazonギフト券は実物があろうがなかろうが、コード番号さえ分かれば取引可能なのです。
カードや印刷物などの実物は必要ありません。
実際に使用するのは16ケタのコード番号だけなのです。
なのでamazonギフト券買取業者に売る際に渡すのは、このコード番号を伝えるだけなのです。
このため、カードタイプのものであっても裏面に記載されているギフト券コードを画像で送ったりするだけで売買成立するのです。
Eメールタイプのamazonギフト券ならそのメールを業者に転送するだけ、印刷タイプのギフト券も同様にメールを転送するかコード番号を送るだけで買い取ってもらう事が出来ます。
ただし一つだけ注意しなければならない事があります。
それはアカウントにギフト券コードを登録しないで渡すこと。
当たり前ですがアカウントにギフト券のコードを登録(チャージ)してしまうとただの使用済みギフト券となってしまうため、買い取ってもらう事が出来ません。
こうなるとあとは自分で使用するしかなくなってしまいます。
ギフト券は簡単に売ることも出来ますが、アカウントへの登録も簡単にする事ができてしまうため、くれぐれも注意して下さい。
③携帯やスマホで簡単に現金化が可能になった
実はここにもamazonギフト券買取業界の普及に繋がる大きな一因があるのです。
今も昔も現金化といえば【現金化=クレジットカード】という構図くらいしか思いつかなかったかもしれません。
現金化するにはクレジットカードがなければ成り立たないと普通が考えると思うのですが、実はここにきてクレジットカードがなくても現金化できてしまう、新たな現金化ツールが出来てしまったのです。
それはスマホや携帯電話での【キャリア決済】による現金化です。
キャリア決済とは、携帯やスマホの各契約会社(DOCOMO・au・SoftBank等)からの携帯電話請求料金に合わせて支払う決済(お買い物)の事です。
このキャリア決済を通して、なんとamazonギフト券が買えてしまうのです。
買えるという事は、売れるという事。
クレジットカードの枠がなくても携帯電話を持っていれば誰でも簡単に現金化する事が出来てしまうのです。
キャリア決済自体上限が月3万円や5万円と規制が掛かっている為、まだ安心ですが未成年でも下手すると使用する事ができてしまうため、注意が必要です。
ただし多くのamazonギフト券買取業者が、未成年からの買取は断っているようなのでこの辺のトラブルは少ないようです。※当サイトが紹介しているランキング内の業者はこの辺をしっかりクリアした業者だけですが、更新時期や状況によってはその限りではありませんのでご利用に関しては十分ご注意下さい。
このあまりにも簡単に現金化出来てしまうという点も、この買取業界加速の大きな要因の一つなのです。
なので毎月携帯電話請求の切り替わる1日は、キャリア決済利用者によって買取サイトは非常に混雑するようです。
④高い換金率
従来の現金化から、amazonギフト券買取による現金化にシフトしてきた最大の理由の中で絶対に外せない要素が一つあります。
それは現金化する上で一番大切な【換金率】です。
まずギフト券買取以外の業者による、従来型の現金化の平均換金率をご存知でしょうか?
70%前後が今の平均換金率です
この数字をみてどうお考えでしょうか。まず従来の現金化業者の多くが80%を超えることはありません。
大体70%前半が多く、中には60%台を提示してくる業者までいる始末です。
その反面、amazonギフト券買取の平均相場はなんと88~91%前後と非常に高い相場なのです。
これは著名な10社(amatera・金券EX・買取ライフネット・ギフトチェンジ・買取トーマス・森のギフト・買取本舗・ホリデーギフトプラン・買取ボブ・)による平均の実際の相場です。
平均90%の換金率がamazonギフト券買取の魅力
この高い買取相場の裏には、やはり需要の多さとのバランスの上で成り立っているという事になります。
また買取業者の数は日々増えるため、業者間での顧客の取り合いによる「価格競争」による影響も大きいようです。
利用者にとってはこの価格競争は大歓迎ですね。
このようにamazonギフト券買取は換金率も明朗なため、グレーなイメージが付きまとう従来の現金化とは少し色合いが異なるという事が分かると思います。
需要が高いからこその問題点
実はこのamazonギフト券買取の高い換金率に目をつけた、非常に大きな問題が一つあるのです。
それはamazonギフト券を使った詐欺被害です。
この詐欺被害というのは、amazonギフト券買取業者が買取金を振り込まないなどの詐欺ではありません。
まったく別角度の問題です。
ご覧のとおりamazonギフト券は非常に高額で換金する事ができます。
多くの振り込め詐欺のように直接取りに行くような詐欺ではなく、架空請求やネット上での詐欺など口座や、私書箱などを使ってお金を集めていた詐欺師たちの換金ツールとして利用され始めております。
なぜ利用されてしまうのか
まずそもそも最近の銀行口座は、苦情一本で簡単に凍結されてしまうほど簡単に使えなくなってしまいます。実際詐欺などではなく使用していたとしても凍結してしまうケースもあるようなので、裏も取らずに凍結する銀行にも問題はあると思うのですが、現代では仕方ないかもしれません。
そうなると詐欺師たちは口座がいくつあっても足りず、銀行を使って振り込ませることが難しくなるため口座に代わる別の集金ツールが必要になります。
次によく利用されていたのが、私書箱に現金書留やメール便使って現金を送金させる方法が有名でしたが、これも私書箱への取り締まり強化などによって捕まるリスクが増えたため、多くの詐欺師たちは「使える換金ツール」をなくしました。
ここまで記載すればピンときますね。
この使える換金ツールにamazonギフト券買取が利用されているのです。
特に架空請求業者が、被害者たちへamazonギフト券を買わせてそれを買取業者へ売却し換金しているようです。
換金率は90%と本来得るはずの不当所得が10%ほど減りますが、詐欺師たちからしたら安い必要経費といったところでしょうか。
これには、多くのamazonギフト券買取業者も頭を悩ませているようです。
知らず知らずのうちに詐欺の片棒を担がされているようなものです。
また、コンビニなどで手に入るといった購入のしやすさなども相まって、今なおその被害は拡大しているようです。
もしamazonギフト券を買うように指示されるような事があれば、一度警察などに相談されることをお勧めします。
この記事を見ていれば、このように詐欺被害にあう確率が少しでも抑えられれば思います。
amazonギフト券買取は健全に利用しましょう
こうした一部の詐欺等のせいで、需要ある買取業界に様々な規制などが入ってしまう可能性も出てきます。
そうするとせっかく成長してきた買取業界もまた、昔の現金化と同じようなダークなイメージのまま飽和していってしまういます。
そうして、本当に必要としている人たちが利用できなくなってしまいます。
そうならない為には、まずは買取業者側がしっかりこうした詐欺や不正利用の排除を徹底してもらう必要があります。
そして利用者である我々もギフト券買取の利用は自らの意思で、しっかりした方法で取得したamazonギフト券だけ取引しましょう。
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