amazon echoは既にアメリカ市場を席巻しており、このまま世界に各国に順次導入を広げていけば、あっという間に更にAIが一般家庭に普及する日も近いでしょう。

これに対抗するようにAppleでもSiri搭載の音声認識スピーカー「ホームポッド」を発表しました。

amazonやGoogle、Apple、マイクロソフトなど巨大起業が競争を繰り広げ、更に音声認識のAI発展していく未来が見えますね。

そんな競争の中で、amazonが仕掛けるの次の一手は何でしょうか。

amazon echoの頭脳と言えるAlexaは、amazon echoやecho dotに限らず応用範囲が広いです。
もともとAlexaは音声の認識と検索などをするだけですから、ネットに接続されている環境であればどこでも利用できます。
そんなAlexaを最大限に利用するために、もう次の一手が準備されています。

Fire Phoneの逆襲!?Iceが発売!?

一般的に知らない人が多いと思いますが、実はamazonもスマホ市場に参入しているのです。いや「参入していた」という表現が正しいでしょうか。

日本では未発売でしたが、amazonが開発したFire Phoneという名のスマホがありました。

実はこのFire Phoneの発売当初から市場評価がかなり低く、2015年9月にヒッソリと販売を中止した商品です。
ただのスマホなら、他にももっと高機能のスマホが沢山ありますからわざわざ後発組のamazonのスマホを使う必要なんかありませんし、その結果が販売中止となったのもうなずけます。

ただ、例えばこのamazon製のスマホにAlexaがインストールされたら話は別です。

簡単に言えばamazon echoが手のひらに乗ったことになります。

amazon echoの優れた検索機能を持ち歩くことができるのです。

amazonユーザーに最適化

Fire PhoneのOSはアンドロイドをベースにしてamazonが開発したFire OS 3.5.0です。
当然のことですがamazon利用者のために最適化されています。

amazonユーザーは米国では1億人を超えていると思われます。
また、2020年には米国の世帯のうち半数はamazonプライムを利用するのではないかという調査結果がリサーチ会社から発表されています。
amazonに最適化されたFire Phoneの存在は、amazonの勢力をさらに拡大させるはずです。

ただ前述の通り、既にFire Phoneは発売を中止しております。

そんな中、この2017年にFire Phoneの後継機種として【Ice(Ice Phone)】というブランド名でスマートフォンの販売計画を進めているようです。

現時点では、このIceのテスト端末には、Alexaは搭載されていないようですが発売までには搭載される見込みとされております。

次世代スマホ「Ice」はamazon echoと相性抜群!

まだIceは実機が発売されていないので、正確な事はお伝えできませんが、例えばFire Phoneをベースにechoとの相性はどうなのでしょうか。

いきなり結論ですが、間違いなくFire Phoneはamazon echoの利用に最適です。
そもそも同じamazonが提供しているため当然のことでしょう。

ただ、amazon echoがコンパニオンアプリを介して機能することから、身近にいつもあるスマホを利用することは合理的だと言えます。

残念ながら日本ではFirePhoneは発売されませんでした。
通信環境の関係でamazon echoのように簡単には日本導入ができないのでしょう。

ただ、amazon echoやecho dotが近日中に日本で発売されると言われています。
そうなればFirePhoneの後継機種Iceの日本発売も近いかもしれません。

日本でのスマホはiPhoneの独り勝ち状態です。
2017年4月のスマホシェアランキングではiPhoneが6割を占めています。
Iceが日本上陸を果たしたらどうなるか楽しみですね。

6つのカメラで3Dディスプレイ実現

amazonユーザー御用達という面が強調されているFirePhoneですが、それだけではありません。
3Dディスプレイを実現しているのです。

FirePhoneには4つのカメラがついています。
これで撮影するのかと思った人はちょっと気が早いですよ。
カメラが追うのは画面ではなく、見ている人の視線や顔の向きです。

この機能なら撮影の際に3Dで撮影していない普通の映像も、全て3Dとして表示することができます。

視線や顔の向きから画面表示を変えて、あたかも画面が浮き上がっているような画像に見せるのです。
これって結構すごい事じゃないですか?

カメラを向ければ商品を探してくれる

FirePhoneがamazonユーザー御用達である面が一番強いのが、カメラを向けるとamazonで商品を探してくれる点です。
amazonの品揃えが豊富であることは言うまでありません。
しかし、余りに多すぎてカテゴリーリストを探すだけで疲れてしまう事も事実です

FirePhoneは、そんなamazonユーザーのために写真を撮るだけで商品を検索する機能がついています。
探さなくてもいいのです。
amazon echoで探してもらうのも一つの方法ですが、Fire Phoneなら外出で気になる物を見つけた時に便利でしょう。

FirePhoneは、それだけではなくCDジャケットを撮影するだけで曲のリストを出したり、やamazonのペーシへジャンプしたりします。
また、映画もいくつかのシーンを撮影すれば情報表示をしてくれますし、amazonのペーシにジャンプするのです。

もっとも、これはamazonのアプリをインストールしていれば他のスマホでもカメラで商品検索は可能です。

思い出を忘れずに

大学卒業の際に友人と卒業旅行に行くことが多いでしょう。
マスターカードのCMではありませんが、思い出はプライスレスです。
しかし、時間が経つとともに忘れてしまう事も多いと言えます。

人間の記憶の中で最初に忘れてしまうのは「商品名」などの文字情報ではないでしょうか。
これに対し、商品のイメージなどのようなビジュアル的な情報は覚えているものです。
旅行に行った場所の名称は忘れても、きれいな夕日は忘れられないということは多いでしょう。

FirePhoneはそんな時に大きな力になります。
旅行で買い損ねた気になるアクセサリーも人気商品であればamazonで販売している可能性が高いです。

商品名を忘れるとそれっきりになることも少なくありません。
でも、FirePhoneなら思い出の旅行の時点までタイムスリップすることが可能です。

ファッションリーダーのコーディネートも

FirePhoneの商品検索機能は思わぬところで威力を発揮します。
日本のamazonは人気雑誌とコラボして雑誌掲載商品を販売しています。
巷のファッションリーダーと呼ばれる女性のコーディネートを盗むことが可能です。
しかし、全てのコーディネートが雑誌に載るわけではありません。
また、実際にamazonで販売されるのは、更にその中の一部です。

FirePhoneでファッションリーダーを撮れば問題は一発で解決します。
何を着ているのかがすぐわかるのです。

あまり見たくない価格情報も確認できます。
案外リーズナブルだと感心するかもしれません。
優れたファッションリーダーは案外高価格商品を身に着けていないものです。

映画のタイトルまで探してくれます

美容院の待ち時間などに何気なく流れていた映画のタイトルが思い出せないという事はありませんか?
それが昔見てお気に入りだったという事も少なくありません。

でも、タイトルが思い出せないと何かモヤモヤしたものがありますよね。
そんな時にFirePhoneを向ければ、映画のタイトルを表示させることができます。

年月が経つと映画のストーリーやシーンは覚えていてもタイトルは忘れることが多いです。
そんな時でも映画のワンシーンを撮るだけで探し出してくれる検索機能はありがたいですよね。

echo dotが更に小型になれば…

163グラムと小型軽量なecho dotも電源の問題があるため屋外に持ち出すことはできません。
それに持ち歩くという観点からすると余りに大きいです。


やはり、FirePhone程度の大きさにして欲しいものです。

amazon echoの値段は現在179.99ドル、日本円では2万円程度です。
これを高いと思うかどうかは別として、富裕層向けの高額商品ではありません。
つまり、amazonはamazon echoを普及させようとしているのです。

もう少し正確に言えば、AlexaをマイクロソフトのWindowsのような汎用OSにしようとしているわけです。
そうすることで世界のビジネスソフトがOfficeシリーズに席巻されたように、ネット通販はamazonの勢力が更に拡大するでしょう。

FirePhoneはecho dotの小型デバイス化の第一歩と言えるのではないでしょうか。

Alexaの認識精度はAppleやGoogle以上

CES2017という世界最大の家電見本市がラスベガスで開催されました。
当然音声認識デバイスも多数出品されていますが、その中でAlexaの勢力が急拡大しています。
AppleやGoogleを押しのけての大進撃ですが、それだけ性能がいいのです。

音声認識デバイスは便利ですが、誤動作を起こしたら何の意味もありません。
BGMの選曲ミス程度ならともかく、エアコンの温度設定ミスは命に関わりかねません。
Alexaなら安心して利用できるという話でしょう。

冷蔵庫の管理もAlexaにお任せ

amazonにはamazon dashというスピード注文手段があります。
冷蔵庫に張り付けておけば、足らなくなった時にボタン一つで注文ができるスグレモノです。
しかし、その気になれば冷蔵庫のコントロールにAlexaを採用することができます。

現に韓国LGは冷蔵庫に「Smart InstaView」という機能を付けようとしています。
冷蔵庫内部をカメラ経由で確認し、足らないモノを声で指定すればamazonで注文できます。
モニターが付いていますから、お買い得情報のチェックも可能でしょうね。

運転中もAlexaがサポート

運転中のスマホ操作は危険です。
しかし、Alexaに話しかけるだけならさほど問題にはなりません。
天気やニュースをAlexaに聞けばきちんと答えてくれます。

最近は大型ナビのディスプレイにこれらの表示をしてくれることがあります。
しかし、視線が動くのでちょっと危ないです。
これに対し、Alexaに頼めば音声で情報を得ることができるので安全性が向上します。

また、リモコンシャッターのガレージを持っている人もいらっしゃるでしょう。
このスイッチもAlexaに指示をすることで開け閉め可能です。
安全性を高める効果もあると言えます

まとめ

FirePhone(Ice)は直接Alexaを利用しているわけではないようです。
しかし、Alexaの技術が見え隠れするシーンも多いのではないでしょうか。

amazon echoやecho dotは自宅内で利用するモノです。
Amazon Tapのように屋外でも利用できる種類もありますが、450グラムと軽くはありません。
持ち歩きができるamazon制のスマホの可能性はかなり高いと言えるのではないでしょうか。